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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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あきらめなくてよかった

  • 年度:2016
  • 性別:女子
  • 執筆者:
「御三家にチャレンジしてみませんか」

声を掛けられたのは4年の面談の時でした。
3年の面談時には偏差値60ラインでと言われ、成績相応ですが、物足りない感はありました。
御三家はその上だし、とても届く成績ではありません。
しかし、今のまま何となく済んでしまいそうな程度では張り合いもなかろうと、御三家をチャレンジさせることにしました。

桜蔭はとても無理、ならば雙葉かJGか。
性格的にJGと言われましたが、自分の目で見ることに。
まずは雙葉。学校に入った瞬間から、本人が固まってしまった。カトリックはどうも肌に合わなかったよう。
ならばJG。マグノリア祭に行ってみる。明るい生徒さんの様子が気に入ったらしい。
Nフレンズでお話をさせていただいた時も、楽しかったらしく、対談の様子がビデオにも映ってしまいました。

それからJGを目指して勉強をすることになります。
ところが偏差値60のラインをうろうろするばかり。
単科で偏差値70を越えることがあっても、合計でR4偏差値どころか65を越えることは最後までありませんでした。

そのまま6年の冬期講習を迎えます。
何となく勉強量は増えるものの、気合が増す様子はなくのんびりムード・・・。
赤本を手に入れたのは早かったものの、開く様子もありません。
今までほとんど口を出すことはありませんでしたが、さすがに堪忍袋の緒が切れて過去問をやらせてみました。
計画表まで作らせたものの、一向に進む気配がありません。
よくよく見てみると、やっていないのではなく、出来ませんでした。特に社会が。
某予備校のCMにあるように、知識はあれど引き出して使いこなす力がなかったのです。
試験のやり方と、弱いところを指摘すると、隣では涙を流している娘の姿が。
本人にも社会の苦手意識はあったようで、出来ないのではない、やり方が分からなかったことに気づいたようでした。
それに気づいたのは、1月10日の栄東の試験を控えたほんの数日前でした。
東大コースどころか難関コースも危ないかもと、室長にも宣言をしました。
過去問でも社会は合格点ラインぎりぎりでした。

栄東ではなんと東大コースの合格をいただけました。とりあえず安心。よかったぁ。
点数を開示していただけますが、東大コースのボーダーライン、プラス1点。
1点の重さを実感してもらえるかと思いきや、何となく浮かれてしまい、1月14日の浦和明の星は不合格になりました。
倍率が2倍ほどでも、落ちる人は落ちるということを実感しました。
結局、1月中に通学圏内の学校に合格することはできませんでした。

このままズルズルとダメな方向に行ってしまうのかと不安に思っていたら、ぼそっと、「次は必ず」という心強い言葉が。
自分でも気に入っていた東邦には受かりたかったようで、やっと過去問をやり出します。
不勉強ではありましたが、娘に合った理系の学校で、社会は易しく、算数・理科で差がつけられそう。
問題形式も栄東に似ているらしく、本人はちょっと安心した様子。
東邦は無事に合格を頂けました。
発表はHPでも見られますが、合格だった場合、合格証は自分の手で受け取りたいだろう、かわいい子には旅をさせてしまえと、一人で行かせようかと思っていましたが、兄が付き添って二人で2時間電車に揺られて見に行きました。
この日は両親とも出勤日で休めなかったのです。

1月受験が終わり、2月まであと一週間。やっと目の色が変わりました。
今頃遅いよと感じつつ、見守ることしました。
この子に2月の受験ができるのだろうか、そうも思ってました。

「浦和明の星がだめならば、JGは難しいと思う」と本人にはっきり宣言をしました。
私の中では、あきらめて1日は吉祥女子を受けると言ってくれないかと思いましたが、娘は決してJGを諦めることはしません。
日特のJG対策テキストを握り締める姿を見てしまったので、JGを諦めろとは言えませんでした。
その代わりに、「2日の吉祥女子は必ず合格しろ、問題は易しいけど合格ラインは高得点だし、算数で差がつけられないから甘く見るな」と言い続けました。
私の中では吉祥女子にお世話になるつもりでおりました。

JG受験後、どんな顔をして出てくるか心配でしたが、とりあえずやりきった、そんな満足そうな顔でした。
やらせてよかったかな、いい経験になったかなと。
合格はまず無理でしょう。発表当日もそう思っていました。
番号がないことを確かめに行ってくる、そんな気持ちでした。
学校に到着して、一番後ろの列に並びます。
入り口を入ってすぐ、掲示板に一つ後ろの受験番号が目に入ってきました。
後ろの子は受かったのね・・・いいなあ。
と、一つ上を見ると娘の番号が。
受験票を取り出して確認をします。印刷間違いではないらしい・・・。
びっくりのあまり、涙が出ました。
父親にも電話をします。電話が上手くかけられません。
受かったってどこの学校?そんな態度でした。

その場で室長さんに報告しました。
成績はどうあれ、一番JGに対してまっすぐだったので、案外受かってしまうかも、とスタッフの中では話していた、とのこと。
本人が譲らないので、JGを受けさせてほしい、そうお願いしたのかもしれません。
諦めさせないでくれてありがとうございました。
こんなダークホースっているんですね。

まだ話は続きます。
2月2日の吉祥女子は何と不合格でした。
今度は番号がなくてびっくりでした。
JG受かってなかったら、青くなってた所ですよ!
3日はチャレンジで豊島岡女子を受けます。
それなりにやったよ、という本人の感想。
でもだめでした。
テレビを見て笑ってるし、これで終了かなあ、と思っていたら、「4日はどうするの?」という私の問いに、
「吉祥女子を受ける」と娘は答えました。
浦和明の星・吉祥女子に落ちてJGに受かった不思議ちゃんになりたくなったのか、それとも私との約束を守ろうとしたのか理由はわかりませんが、本人の言う通り、吉祥女子を受けました。
その結果、合格をいただけました。

倍率3倍の2月2日の試験に落ち、倍率13倍の2月4日の試験に受かった、やっぱり不思議ちゃんでした。

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そういえばインフル以外は3年から皆勤でしたね。
学校の行事があっても遅刻して行ったかな。
だって歩いて行ける距離だし。
日特も休まず通いました。
それは自慢出来ることかな。

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上の子の受験の2月校はガタガタだったので、散財覚悟で、悪くなるパターンも出願しました。
学力ではなく、精神的にだめになることもあるからです。
1月の経過で親が不安になることもあり、大丈夫と腹をくくることはできず、安全圏をとりました・・・。
直前で出願に行くことは、精神的にも出来ないと判断しました。
結果3校分のお金が無駄になりましたが、それはそれでよかったかと。
受験ってお金もかかりますね。

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上の子はどうもお馬鹿さんな男の子で、ずっと勉強を夜中まで見たけれど、いくら教えても出来なくて、怒鳴ったり物を投げたりもしました。
下の娘はそれを見ていたかどうかはわかりませんが、ほとんどと言っていいほど、勉強を見ませんでした。
「見てほしくないならば、自分でしっかりやりなさい」と言い続けました。
時々チェックしては、厳しい言葉を発してみました。
私自身がそうだったように、「最後まであきらめるな、首の皮一枚でいいから、ついていきなさい。頭の良し悪しよりも訓練ですよ、後悔しますよ」と。

せっかく成績はさほど悪くはなく、根性は学校生活では活きているのに、受験勉強にはイマイチだとは感じていましたが、今になってみるとそこそこ根性あったのかしら。

当たり前のように合格した子ではないので、今後もその根性を活かして、いい環境の学校で、頑張って欲しいと思います。

上の子と合わせて8年間、日能研にお世話になりました。
これで我が家では中学受験も卒業になります。
日能研さん、ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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