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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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受験が息子を強くした

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
1月24日、第一希望の学校の合格発表日。
試験後、清々しい表情をしていた息子を見て、親子共々合格を予感していたのだと思う。
しかし、HPに息子の番号は「ない・・・」
息子は1時間近く床にしゃがみこんでいた。母親である私も、しばらく立ち上がることができず、ただただ時間が過ぎ、気持ちの整理ができない。
第一希望が不合格になるということは、こういうことか・・・。漠然と思い描いていたサクセスストーリーが崩れていった。
しばらくして息子が机に向かう。勉強をし始めたのだ。
息子は、今、出来ることを自分なりに見つけたのか。その後ろ姿は親から見て本当に切ないもので、何故、合格できなかったのか、合格させてあげたかった、と様々な感情があふれ、涙が出た。
その後、塾に結果の連絡をすると、「すぐに連れて来て下さい」とのこと。
2時間近く先生とお話をし、自習をしたという。
帰り道、息子から「安心して、もうネガティブなことは言わないから」と言われた。
幼いと思っていた息子、逞しくなったな、と感じた瞬間だった。
塾の先生と今の自分を分析し、心折れることなく、前を向くことができたようだ。

そこから2月1日まで、本当に弱音を吐くことは一度もなく、前だけを向いて、自分なりに最後の調整をしていた。
ふと、「あの時合格をしていたら・・・」と頭をよぎってしまう私より、息子の方がずっとしっかりと前を向いていた気がする。
2月1日からの3連戦は本当にハイプレッシャーだったと思う。
そんな中、3校とも息子は、自分の中でやりきった、全てを出しきったという表情で校舎から出てきた。
本当に強くなったなと改めて感じた。

第一希望の学校にはご縁がなかったけれど、最後まで心折れることなく、あきらめなかったから、最後は笑顔で終えることができたのだと思う。
無傷の全勝はもちろんすごい、でも負けても立ち上がる息子を今、誇りに思う。
そして、本当に辛い時に支えて下さった日能研の先生には、感謝しかない。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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