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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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「困った時」「つらい時」は日能研に行く!
家族の支え・フォロー
日能研が心の支えになった

最後まであきらめない

  • 年度:2016
  • 性別:男子
  • 執筆者:
「もしどこにも受からなかったとしても、今まで一生懸命努力してきた事はまったく無駄にならない。君の人生において、将来の夢に向かっていくにあたって、マイナスになる事は何ひとつない。どこの学校に入るかではなく、自分が中・高の6年間をどう過ごすか、それが大切なんだと思う。本当に今まで良くがんばったね。あと2日、最後までがんばろう。」
2月3日の夜、息子にかけた言葉です。

2月1日AM4科・PM算数選抜受験。
2月2日AM4科、PMには2月1日AMに受験した安全校と考えていた学校が不合格だったため、急きょ当日出願で4科、19:00まで受験に臨みました。
にもかかわらず2月3日の時点でひとつも合格が出ておらず、2月3日にチャレンジ校を受験して、かなり厳しい表情で教室から出てきた息子に、前日の午後、疲れた身体で一生懸命受験した学校の不合格を伝える事はとてもつらいものでした。

「まだあと2日あるし。」
と私に対しては強がりを言いながらも、自信をなくし、精神的にかなり追いつめられている様子だったので、
2月3日の午後、日能研に連れて行き、先生方に色々とアドバイスをいただきました。
息子は先生と話をすると涙が出てきてしまったそうです。
そのまま夕方まで自習して、夜は早めに休ませ、2月4日の受験に向かいました。
2月4日、2月5日の結果次第で2月6日にどこに出願するか、先生がいくつかの学校を紹介してくださり、倍率の低くなりそうなところを調べておいてくださるとの事だったので、ぎりぎりまで出願を待つことにしました。

正直、この時点で、もう公立中に行かせて、そこでがんばって、高校受験でリベンジをはかるのも選択肢のひとつだと考えていました。
精神的に追いつめられている息子に、どんな結果になったとしても前向きに受け入れてほしい、
そればかり考えていました。
息子自身も覚悟を決め、まだ可能性はありつつも、直面している現実と必死に向きあっていたと思います。

不合格の連続の中で、2月3日のチャレンジ校がまさかの合格。
なかなか実感がわきませんでした。
最後まであたたかく、そして粘り強く息子と向き合って下さった先生方に大変感謝しています。
また、あきらめずがんばった息子にも拍手。

中学受験は親子共々、想像をはるかに越える色々な事を学ばせてくれる体験だったと思います。
この時のつらさや喜びを決して忘れずに、これからに活かしていってほしいと思います。
本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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