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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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始まりは某全国模試の結果から ~廻らない寿司と希望に向かって~

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
この度、日能研にお世話になるきっかけになったのは、小学3年生での某全国模試からでした。
この模試が小学校以外で受ける初めての全国規模のテストでした。

模試終了後、定食屋チェーン店大●屋での昼ごはん中に、
父:「テストどうだった?」
子:「うん、まあまあ出来た。楽しかったよ。」
父:「じゃあ、上位100位以内なら好きな物(寿司でも焼肉でもなんでも)食べに連れてってやる。10位以内なら何でも買ってやる。」
という安易な会話からでした。
受験者数が何千人もいるから流石に100位以内なんて入ることもないだろうと思った私でした。
今振り返ると、この時、子どもの心境は自信たっぷり、いける!っていう感じがあったのだと思います。

そして後日、見事に100位以内(確か60番くらいだったような)の結果が。
有言実行、子どもの希望で廻らない寿司を食べに上野の寿司屋(口コミが比較的良い)に行き、たらふく食べました。
と言っても、小3ですからそれほど食べる訳でもなく、料金もびっくりするほどでもなく、ホッとした私でした。

これで味をしめた子ども。そしてこの頃、突然将来の夢として「外科医になる!」と言いだした。
どんなきっかけかは未だに聞けてないが。
親としては、じゃあその希望、夢に向かって進むようにサポートするだけだなと。

早速、双子の弟と共に日能研へ入塾。
医学部、医者に向かっての長い学生生活を迎える受験に入りました。
二人とも初めの頃は、そこそこできており「発展」コースに在籍していました。
その後別々のコースになりますが、この子は常に「発展」コース1列目キープをし続けていました。
ジジババ含め、このような(できる)子は誰の子?みたいな空気もあったり、「がんばれ!」と励ましたり、一喜一憂でした。

しかしながら、小5をピークに小6はどちらかというと成績下降気味。
妻からかなりの叱咤激励の連続の中で、なかなか本気モードにならないまま、最後の冬期講習になりました。
小4~5の時に学校訪問や説明会、文化祭等でいくつかの学校を見てきて、その頃から「某中学に行きたい!」と言い続けてきました。
ちなみに医学部進学率が御三家ほど高くなく、希望の某中学は医学部に行けない訳ではないけど、大学受験でもうひと山登ることを覚悟した上での志望校決めでした。

最後の冬期講習、周りの子がグングン伸びている事もあり、うちの子は停滞気味。そしてやきもきする私たち親。

本人は最後まで余裕を見せ、そして本気モードを見せてくれなかったけど、なんか自信たっぷりな感も漂わせ、1月入試に突入。
北海道、埼玉、千葉の某中学を受験し、2勝1敗。
まあ腕試しでしたが、北海道の追加合格と千葉受験の不合格は本人も想定外だったようです。
それだけできた!という感触があったのと自信があったのでしょう。
教室のT先生からも叱咤激励をもらい、2月の本命に照準を当ててがんばれ!今後ろを振り返る時では無いと言われ、2月へ向っていきました。
ただ、埼玉受験で押さえができていたのと、2/7まで手続きが可能だったので、本人は楽な気持ちで2/1を迎えられたと思います。

2/1 本命、そこそこの出来だったようです。
2/2 神奈川受験、受験中に妻から「本命○だったよ」との連絡を私は保護者控室でもらい、小さくガッツポーズ。
試験終了後、子供のケータイにも妻から本命合格のメッセージが送られ、満面な笑みで退出してきました。
駅まで歩く道は、本日の試験問題の話、出来具合まあまあとのことでしたが、本命合格だったので上の空だったでしょう。
ただ、父の私としてはこの神奈川の某中学に行けば、医学部の道が本命よりかなり広がるよと思いながら皮算用したものです。

子どもはもうこの2/2の午後の時点で、本命合格で浮かれており、もう勉強しないモードでしたが、2/2の夕方教室に寄り結果報告した際にT先生から「もう1人(弟)のことを考えて今浮かれるな!弟の合格に向けてサポートするように!」と言われた様です。
2/2の結果は不合格でしたが、子供は第一希望の本命に行けるので、満足しているのと、長い4年間の受験勉強から解放されたという気持ちでした。

本命の某中学の2月上旬の入学説明会では、春休みの宿題が出され、2か月かけてゆっくり取り組んでいる今日この頃です。
すでに次のスタートが切られており、恐らく同級生の子達は塾に行ったり、自分で勉強したりしているのではないかと思われます。

この子の場合、早い段階で、「この中学に行きたい!」と決め、そして思い続け、邁進してきた4年間だったと思います。
小6の秋から取り組んだ過去問は本命10年分やりました。確信できる合格ラインでは無かったのですが、子どもとしてはやれる、いけると思っていたかもしれません。
親としては過去問を大量コピーすることが大変でしたが(笑)。
結果3勝2敗。
本命以外の併願校は過去問1~2年分しかやれませんでした(時間の関係上)。
何とか、楽しい春を迎えることができる結果となりました。
通過点が過ぎて、次のスタート。まだまだ夢の実現まで遠いので、今後もがんばってほしいです。

最後に、日能研、教室、そしてT先生をはじめとした先生方、スタッフの皆さんに感謝感謝です。
大変お世話になりました。そしてありがとうございました。
今後はOBとしてお力になれればと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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