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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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受かる女子になる!!

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
6年生の授業が始まる前の日、娘はノー卜に「受かる女子になる!」と書きました。
その目標を見たとき、親としてこの夢を叶えてあげたいと強く思いました。

4年生の春期から日能研にお世話になりました。授業は楽しいといって3年間楽しく通えたことが本当に良かったと思います。
女子と群れるいうよりは、男子とふざけているようなタイプだったので、共学が向いているのかなと思いました。

第一志望は5年生の秋に文化祭に行ったときに、朝一から夕方までたっぶり楽しんだ早稲田実業に決めました。
しかし、早実への合格は茨の道。女子は募集人数が少ないので競争率が激しく、また苦手な算数が難問という学校でした。
しかし本人の意志が固かったため、1日は超チャレンジをすることに。
4科の偏差値は届くものの、算数は5~6届かず・・・国語で帳尻を合わせる、そんな感じでした。

5年冬に算数の先生へ面談を申込み、算数の家庭学習のやり方を確認しました。
6年の春には再度面談し、夏期講習時の家庭学習の進め方、秋からの算数過去問の取り組み方を具体的に教えていただきました。

本人曰く、「夏期講習は一番辛かった・・・」とのこと。
朝から自習室へ行き黙々と宿題をこなし、14時から授業を受け帰宅は19時過ぎ。
本当にただの「夏」を過ごしました。

こんなに頑張ったんだから、と満を持しての9月後最初の公開模試。なんと算数が撃沈。
日頃はクールな娘ですがさすがに泣いていました。私も心の中では号泣していました。「突発的な事故にあったと思って忘れよう!」と、明るく声をかけました。
しかし、最初につまづいた分気合いが入ったのでしょうか、その後の公開模試では順調に点数が取れ、早実合格から可能圏内で推移することができました。
日特ではできる男子に混ざり、難問の算数から逃げずに取り組む姿勢を身に着け、最終的には「苦手な算数」 は「やっぱり好きじゃないけどもう苦手じゃない」ところまで持って行けたように思います。

他塾のオープン模試を3回受け、早実を目指す女子の中での順位を確認しました。
何とかぎりぎりいけそう、そんな感じでした。 いよいよ1月。進学してもいいと本人が思った埼玉の学校から合格をいただけたので、午後受験はせず2月は3校のみ受験することにしました。
早実の過去間は10年分、間違えた問題は2~3回やり直しました。2日、3日の併願校は5年分やりました。

2月1日、朝は5時半に起き計算問題を10問解いてから出発しました。
早実の門には教室の先生がいらして、笑顔が出てリラックスしたようでした。
この3年間の努力が実るよう「いってらっしゃい」と送り出し、教室に向かう後ろ姿は凛々しく見えました。
控え室の体育館では女子の保護者に人数に「この中から40人しか受からないのか」と現実の厳しさを実感しました。
娘は終わって出てきたときには笑顔で、「算数が思ったより解けた、見直しして大丈夫だと思った」と報告してくれました。
がんばった甲斐があったね、良かったねと声をかけましたが、全く安心はできませんでした。でも終わったことは振り返らず、翌日に備えようと19時半に就寝しました。

2月2日は、近隣の当日発表の学校から合格を頂けて、翌3日の早実発表に少しの心の余裕をもつことができました。
3日の受験を終えて近くの公園へ行き、娘が自分でスマホでログインをして確認をすると言いました。
私は自分の心臟の音が体中で響き渡りました。娘の顔がばっと笑顔に変わり「受かったよー!」と画面を見せてくれました。
「やったー!!」と親子で抱き合ってグルグル回っていたら、公園で遊んでいた親子に「おめでとう!」と声をかけていただき、本当にうれしい時間を経験することができました。

娘には「合格した時の気持ちを忘れないでね」と言いました。
振り返りますと大事なことは、日能研を信じて通い、親子で勉強の方法・気持ちの持ち方・体調管理など工夫し、ブレずに進むことだったんだ思います。
そして何より本人の「受かりたい」という気持ちが、学力以上の見えない底力を引き出してくれたんだと思います。

日能研のスタッフ・先生方には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
どうもありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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