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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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中学受験を通して

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
1月校で最初の合格を頂き、気が緩んでいたのが親の目から見ても分かりました。

1月校、2校目で7割以上を取ったにもかかわらず不合格。
3校目は過去問との相性も良く、過去3年分は合格最低点を50点以上上回る点数を出し、科目によっては満点を出していた学校でした。
しかし、本人は2校目の不合格で動揺し、ここは絶対に落とせないといつも以上にプレッシャーを感じたようで、得意の国語からすでに平常心で臨むことができず、前の教科での間違えを引きずり算数では普段ではあり得ないミスを連発。
そのまま気持ちを切り替えることができないまま試験が終了しました。

自宅で自己採点の途中、普段感情をあまり表に出すことのない娘が突然大声で泣き出し、布団を頭からかぶり自室に閉じこもり泣きはらし、翌朝は目を腫らして登校しました。
情けないことに娘になんと声を掛けてよいのか分からず、下校後まっすぐ日能研に行かせました。
塾で長時間にわたり励ましてもらい、精神面での振り返り、更にマンツーマンで算数の振り返りをしていただき、なんとか持ち直し、気持ちを切り替え前を向いた1月でした。

そして最後の追い込みの1週間、なんとインフルエンザにかかってしまい、最後の授業も壮行会も行けずに出席停止期間中に迎えた2月1日。

結果は第一志望は不合格。第二志望に合格を頂きました。

学習面では受験したどの学校でも合格するだけの力はすでに身につけていたと思います。
しかし入試期間中は予想外の事がたくさん起こり、本番でいかに平常心でいつも通りの力を発揮できるかが全てだったとメンタルでの弱さを痛感しました。
いくら持ち偏差値や過去問で合格ラインを上回っていても、入試当日力を発揮できなければ結果は不合格です。
わずか12歳の娘に結果が全てという厳しい世界に身を置かせ、時に小学生らしく遊ぶことも我慢させ中学受験させることが、本当に本人のためなのか、悩み続けた3年間でした。

しかし誰もが人生で一度は本気で向き合い必死でやらなければならない時期があり、それは勉強かもしれないしスポーツや仕事かもしれませんが、挫けそうになりながらも歯を食いしばりやり抜いたことに意味があったのだと今は思います。
受験は結果が全てですが、その過程で得たものは結果以上に大きかったです。

社会に出れば思い通りにならないことは山ほどあります。しかし中学受験を通し、娘は自分の甘さを知り、諦めずに立ち向かう勇気を得ました。
それが将来壁に突き当たったとき、問題に立ち向かう気持ちと解決する思考力の一部となることと願います。

最後まで娘を励まし導いて下さった日能研の先生方、スタッフの皆様に感謝いたします。
本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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