Nバッグが改札の向こうに消えるのを見送る日々が終わりました。
医者になることを夢見て、そのためには、まず中学受験をして私立に行くと言い出した娘と、「中学受験て何だ?」というような田舎出身の母と、受験の日本語は難しくて、問題がまず理解できないという外国人の父とで、手探りで進んできた3年間でした。
スタートした時点では、50に届かない偏差値で、宿題をクリアするにも四苦八苦、教える母も上手ではないので、教えた10秒後にはまた同じような間違いをする娘に、「さっき言ったじゃん !」と声を荒げたこともありました。
それが、鴎友学園、洗足学園にチャレンジしようと思えるところまできたことは、決してスマートな中学受験ではなかったけれど、健闘したと思いたいです。
結果、初日に合格を取りたかった鴎友学園を落とし、2日目の洗足学園も落とし、当初の志望校とは違う学校に行くことになりましたが、それが子どもにとっては一番合った学校だったのではと思うことにしました。
反省点は、受験校の設定です。
受験前は「第一、第二志望校に入れなければ、公立中学に行く !」と、くじけそうになる娘と自分を鼓舞するためにも受験校も変えず、落ちた時も強気のチャレンジ校か、押さえのだいぶ低めの学校しか残さなかったことは私の設定ミスだと思っています。
偏差値は嘘をつきません。高望みしすぎず、チャレンジ校も入れつつ、きちんと実力にあった中で学校を選ぶべきでした。
「ここに落ちたら公立に・・・」なんて言っていても、頑張っている子どもの姿を見たら、「どこかに行かせてあげたい」と思うようになります。
今は決まった学校から、「また夢を目指して頑張る!」と前向きな娘に救われています。
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