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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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中学受験はオセロのよう

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
2020年2月2日午後4時に、我が家の中学受験全課程を終了いたしました。
娘は試験中であったため、本当の終了は娘が第一志望校の合格を知った午後6時過ぎ。
家族もやっとほっとできた瞬間でした。

日能研には4年生の9月よりお世話になりました。
入塾当初は勉強に対する意欲が希薄で、期待しつつもこれで受験に臨めるのかと心配になり、アドバイスのつもりがいつしか小言に。娘は涙を流すこともしばしばありました。

5年生になり成績は上がりましたが、6年では平行線、それどころか大事な10月から12月まで毎回成績を大きく落とす結果に、一時は第一志望校の変更も考えました。

とにかく苦手科目克服に力を入れましたが、なかなかうまくいかないまま入試本番へ。
先生方のアドバイスにより1月はチャレンジ校、実力相応校、安全校の3校を受験。
チャレンジ校は受験者数1000名を超える女子上位校で、受験予定校の中で一番偏差値の高い学校でした。そのため、合格は難しいだろうと・・・。ここは落としても気合を入れなおして、2勝1敗で乗り切り2月の本命校に臨もう、と考えておりました。

しかし、結果はチャレンジ校も突破しまさかの3連勝。チャレンジ校は自宅から何とか通える学校のため、2月受験は当初受験予定の安全校をやめ、第一・第二志望校のみ受験することにし、気が緩まないように鼓舞しながら臨みました。

2月1日、第一志望校受験のため電車にて向かっている車中では、娘同様に受験先へ向かうのであろうお子さんが、参考書を広げて最後の勉強をしています。娘はというと、なんと音楽を聴いている。

今思えば自分なりのリラックス法だったのかもと思うが、その時はさすがに唖然としました。
受験終了後は、苦手な算数、理科で『どちらも苦手分野が出なかった。まあまあできた』との感想に、少しホッとしながらも結果が出るまでは安心できないと午後の試験に臨みました。

結局2月は2校(三回)受験し1勝2敗。第二志望校からは合格は頂けなかったものの、第一志望校合格により満足のいく結果に終わりました。

中学受験を決めてから、受験に対する考えの甘い娘につらく当たったことが数多くありました。
まだ小学生に理解させるのは難しいと思っていながらも、過去の自分の受験失敗を思い出し、娘も失敗するのではと私が恐怖心を持っていました。私が娘を信じきれてなかったのかもしれません。
でも終わってみれば十二分に期待に応えてくれた娘に感謝しております。よくやった!そしてありがとう。

最後に、受験予定の方そしてすでに受験勉強をされている方に・・・。娘が受験を終えて私に話してくれた、私が涙した言葉を贈ります。

「中学受験ってまるでオセロみたいだと思う。ずっと良いことなくて、辛くて、相手の黒ばかり。いつ投げ出そうかと思っていた。でも最後自分の頑張り・粘りですべてが白になった。最後まで諦めなかったからだよね。勝ったのは私だけど、置く場所を教えてくれた両親に感謝」
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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