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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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私、豊島岡に入る!

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘は、3年生2月から日能研にお世話になりました。
4年生の秋に参加した学園祭から豊島岡に入りたいと早い段階から第一志望を決めていました。

5年生までは大きな躓きもなく、順調な成績を重ねました。
ところが6年生になり、周りのみんなが本気モードに入ってくると今まで通りの勉強の仕方では思うような成績が出せなくなりました。
全国模試も平均偏差値が3~4下がり、年末から1月入試までの間に実施した豊島岡、女子学院の過去問も一度も合格点平均はおろか、受験生平均も超えることがないまま、下降状態で1月の埼玉入試を迎えました。

もともと要領が良くなく、愚直な勉強による資質なのである程度の覚悟はしていたものの、予想以上に巻き返しが出来ない状態でした。

1月入試の結果は栄東合格したものの、明の星は不合格と厳しい結果となりました。

さらにその間、私(父親)のインフルエンザ罹病、弟の骨折と、娘の合格を阻む神様のいたずらのような阻害要因が立て続けに発生しました。
どんなときでも平常心でいられる娘でしたが、この時ばかりは動揺と焦りが見え始めました。

2月の本番まであと2週間、落ち込んでいて勉強も思うように捗らない娘に最後の叱咤激励をしました。
3年間思い焦がれた豊島岡入学に向けて、残りの2週間、無駄な時間を極力なくして悔いの残らない受験勉強をしよう、最後には君の笑顔が見たい、完全燃焼してみようと。

日能研の先生方にも明の星に落ちて女子学院、豊島岡に合格した子は山ほどいる、最後まで諦めないように
と励ましのエールやアドバイスをいただきました。

この日から2週間、娘のモードがトップギアに入って目の色が一段と変わりました。
1月31日まで親のフォローなどまるで必要がないくらいに必死に勉強に取り組んでいました。

とうとう本番がはじまりました。
2月1日、第二志望女子学院を受験。
手応えはあったようですが、どうしても翌日の豊島岡受験に向けて安心しておきたいと
解けなかった算数の問題を夜になって日能研まで行って解法を教えてもらいました。
その際、算数の先生や塾長、国語の先生、別の学年の先生方にも大きな大きなエールを握手に込めて贈っていただき、娘も「本命前日に行って良かった」と解けなかった問題の解法よりも嬉しいプレゼントをもらい、自信がみなぎっていました。

2月2日豊島岡受験。
午後に女子学院の合格が発表され、親は手放しで喜んでいました。
娘の12月、1月の状態から、女子学院も豊島岡も相当のチャレンジ受験になることを覚悟していたため、第三、四志望が受かれば御の字と考えていました。
娘も第二志望の合格に安心したようですが、夜7時発表の豊島岡不合格に落胆し、再び気を引き締めて翌日の豊島岡受験に備えて万全の状態を整えていました。
親の一安心を尻目に、「絶対に豊島岡に入る!」という気持ちを新たにしたようです。

2月3日二回目の豊島岡受験。
社会は出来が良くなかったものの、その他は手応えがあったようす。
夜7時、家族全員で合格発表を見ました。
結果は、、、見事合格!
家族全員で飛び上がって大歓声をあげて抱き合って歓喜しました。

娘の目には大粒の涙、ホッとした安堵の表情がこれまでの苦労を物語っていました。
本当におめでとう!

振り返ると、大晦日に日能研に第一、第二志望を落とした方が良いかと相談に伺ったとき、
「今の志望校のまま、お子様の行きたい学校への思いを変えずに信じてみましょう。」と室長にアドバイスを受け、娘の気持ちを尊重したこと。
母親が娘に寄り添い精神的な支えとなり続けたこと。
娘が初志貫徹で最後の最後まで諦めずに自信を持って戦ったこと。
これが大きな勝因だと考えます。

受験本などにも「最後まで頑張った子は伸びる」という言葉をよく目にしましたが、本当に試験当日まで伸びるということを実感しました。
今までやってきた事は決して無駄ではなかったということを娘も今後の人生の糧にしていけるでしょう。
また、今回の受験を通して家族が今まで以上にOne Teamになれたと確信しています。

日能研の先生方、3年間本当にありがとうございました。
娘はNフレンズで自分が先輩方にもらった夢と希望を、今度は後輩たちのために与えていけたらと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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