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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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家族一丸となって勝ち取った合格

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘の受験生活を支えて頂いた日能研の皆様に感謝致します。

娘は小4の春に日能研に通い始めました。最初の日能研全国公開模試は偏差値44。
私も妻も地方公立トップ高校出身ゆえに、その子どもならばもっと出来て欲しいと必死に発破を掛けました。
計算と漢字、栄冠の道を隅々まで取り組ませました。
毎日の学習予定表を作り、終わった内容をチェックしました。
モチベーションを上げるために、新しい机を購入したり、よくできましたシールを準備したり、目標や計画を貼れるようにホワイトボードを取り付けました。
私学説明会に参加したり、興味のある学校の文化祭に参加しました。本当に色々と試したと思います。

しかし、テスト毎に結果に一喜一憂する両親を見て、娘は徐々に塾のテストを嫌がるようになり、勉強することも嫌いになりました。
そこで教務担当や教科担当と面談をさせて頂き、課題の手の抜き方をアドバイス頂き、なんとか通塾を続けました。

目の色が変わり始めたのは、小6の夏です。
ここまで勉強を続けてきたのだから、受験を頑張ると言いました。
幼稚園から続けてきた習い事を一旦お休みしました。
これまで何度言ってもやらなかった、×の解き直しをやるようになりました。
9月から少しづつ成績が上がり始め、12月の日能研全国公開模試は2回とも50を超えました。

最後の1月は別人でした。毎日過去問に取り組み、本命校は8年分、他の学校も3年分を目標としました。
1月最終週は学校を休んで過去問に専念し、合計21年分を終わらせました。

そして本命受験日の2月1日AMを迎えました。
横浜共立学園の試験を終えた娘はとても焦っていて、頭の中が真っ白だったと言いました。
極度の緊張から実力が出せませんでした。
2月1日PMの清泉女学院は日能研の友人と励まし合い、落ち着いて試験に臨むことが出来、無事合格を頂きました。

2月2日AMの湘南白百合を終えて、準本命の青山学院横浜英和(以下、青山英和)を受ける為、急いで移動。
2日間で4校受験という疲労、慣れない電車移動などで体調がすぐれず、お弁当は半分しか食べられませんでした。
それでも娘を試験会場に送り出さなければならない事に切ない気持ちでした。

夕方の試験完了後は、全ての保護者が受験生と合流の為にホールにひしめき合っており、非常に厳しい競争であることを実感しました。
青山英和(2月2日PM)は募集50名に対して、受験者451名でした。
娘も厳しい競争であることを感じたようでした。
試験は国社理は普通だったけど、算数が難しかったようです。
意気消沈のところに追い打ちをするように、横浜共立学園が不合格だったことを娘に伝えました。
この受験で最も落ち込んだ瞬間でした。

青山英和の持ち帰った問題を見て、残っている計算過程や結果を私が確認、算数の推定得点はまさかの20点。そして、夜にWEBで不合格を知りました。妻と私は受験は終わっていない、明日の青山英和(2月3日PM)を頑張ろうと娘に声を掛けて励ましました。
しかし、何を頑張ったら良いのか分かりませんでした。

2月3日早朝、日能研の複写速報がある事を思い出しました。
青山英和は全部で3回の試験があります。娘が受けたのは2回目で、1回目の試験内容を確認しました。
すると、1回目、2回目いずれも昨年からは設問ルールが変わり、難易度も上昇している。
但し、1回目、2回目の内容や要求される知識が良く似ている事を発見しました。
そこで、3回目(2月3日PM)の問題も同じ傾向であると山を張り、青山算数対策を急ピッチで実施したいと考えました。
その案をベットの中の娘を起こして説明したところ、取り組むことを同意してくれました。
少し前の娘であれば、本命、準本命と連続して不合格だった翌日の精神状態では、集中して勉強に取り組むことは出来なかったと思います。この受験を通じて、最も成長を感じた瞬間でした。

ぎりぎりまで算数対策に取り組み、13時過ぎに自宅を出発。
電車内では目をつぶって過ごし、駅から学校までの難関である100段階段もゆっくり登りました。
学校前の日能研の先生達との握手をしっかり行ってから会場入り。
そして、試験を終えた娘の感触は、昨日よりも算数が解けたということ、国社理はいつも通りとなかなか良いものでした。

夜に合格を知り、家族3人で飛び上がって喜びました。
自己採点にて算数65点と、前日の20点からの大躍進でした。
「ご縁があって合格する」という事を肌で感じる結果でした。
そして今は、青山英和の入学準備を進めています。
この学校はお弁当が不要(給食制)であり、妻はこの話題になるといつも笑顔です。

日能研の先生方の日々のサポートや友人たちに支えられて続けることが出来ました。
また、最後まで諦めずに一丸となって合格を勝ち取れました。
この3年間の取り組みは娘にとって人生の重要な経験になる事と思います。
支えて頂いた皆様に改めて感謝いたします、本当にありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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