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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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こうやって弱点を克服しました
過去問への取り組み
友だち・仲間

全力疾走、仲間と共に

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:本人
4年生の間、真面目に勉強して1位争いをしていた僕。しかし、困ってしまったのは5年生になってからだった。栄冠への道の量は多い上に難しい。オプションなんてやってられない。そんな時やる気を奮い立たせてくれたのは日能研のテストごとの席ぎめだったと思う。人一倍負けず嫌いな僕は「1列目に居たいな」という気持ちでがんばっていた。みんなと競いあって喜んだり、泣いたりした。
強敵が続々と入ってきて、僕の心はどんよりした雲におおわれてしまっていた。1月後半のS校が第一志望なのだが1月の前半になっても思うように過去問の点数がとれず、先生に相談したところ、いままでの過去問を分析し、苦手でありながらよく出ている問題を自分で見つけ、その類似問題を銀本で探す、という方法を提案してくださり、光が見えたような気がした。

受験日3日前。友達と「背水の陣に立とう」といって受験番号を教え合い、駅で「健闘を祈る」と言ってにやりとしてから別れた。
受験日当日。先生方と今日の方略を話し合い、自分の気持ちを再確認してから臨んだ。自己採点をしてみると国語はとてもよくできていたが算数はボロボロ。家で泣いた。「これで終わってしまうのか」と。総合的に見ると微妙なラインだった。

発表日、掲示板まで見に行き、門が開かれた瞬間、大股で歩いて掲示板まで近づいた。結果は合格。番号を教え合った友達も。算数は合格者平均点より20点近く低かったのだが、国語は合格者平均より20点近く高かったのだ。
塾で友達とがっしりと握手をした。幸せだった。
仲間、そして自分を信じること。それが合格への道だと思う。

がんばれ、中学受験生。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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