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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:
緊張と武者震いの、2月1日の午前、午後を、何とかギリギリの2連勝で迎えた、2月2日の午前「本命チャレンジ校受験」。

一度も、過去問の合格最低点に達したことはなく、合格基準偏差値からもかけ離れた状況下、それでも、ずっとあきらめずに憧れてきた第一志望校の学舎。
この校内の並木道で笑う彼の写真を、親子それぞれの 携帯の待ち受け画面にして、今日の為に生きてきた。

Nバッグの中には、一番濃密でつらかった6年の春~夏を駆け抜けた際の「スペシャルノート」。
長男にとっても私にとっても、ここまで絶え間なく頭を使い、時間に追われ、必死だった日々は無かった。
そして、沢山のメッセージが綴られた「合格てぬぐいの写真」と「家族4人の写真」。

いよいよ、試験開始。
長男を見届けた後、私は小3次男のマラソン大会会場に。
健闘及ばず大惨敗し、大粒の涙を流す次男と有意義な時間を共有した後、改めて最前線で闘っている長男を迎えにいく。

試験終了後、長男の手応えとしては、
「難しかったけど、全部埋めて、やり切った。あああ、受かってるといい・・・」
未熟ながら、彼なりに完全燃焼してきた様子。

考えたくはないが、「不合格&明日の2回目再受験」も想定して、午後二人で一緒に振り返り。
正解率は、ざっと、「理科55% 社会48% 算数65%」
理社が かなり苦戦しており、この時点で合格の見込みは、かなり少ない。
しかし、希望をもたらしたのは今まで最も苦手だった鬼門の国語・・・
「国語80%」

毎朝10分、様々な学校の過去問の文章を読み続け、語彙力も高め、記述力にもこだわりトレーニングし続けたその結果が、ここに来てようやく開花。
この時点で、4科合計点は、例年の合格最低点のギリギリライン。

結果が発表されるのは22時。
明日の受験も想定し、20時には床に着く長男だが・・・眠れない。
なんだかんだで、22時まで起きて、結果を待つことに。

22時を迎え、深呼吸。
長男が、受験番号とパスワードを入力。
結果は・・・
長男「やった!!合格!!」
ご う か く ?
再度、確認。

大声が出た。
抱き合った。
そして、夜分、何度も大声が出た。
感動の涙を抑えきれず、控えていた お酒を飲み始めた奥さん。

遅くまで待機されている日能研の恩師の先生にも、恐縮ながら報告と御礼。
当落線上にも及ばない持ち偏差値だった彼の、渾身の下剋上に、受話器の向こうで、泣いてらっしゃった。
家族みんなで、このシーンを強くイメージして、様々なことを犠牲にして時間を作り、ようやく掴んだ、栄冠・・・。

翌朝、傷心の次男に、報告。
ずっと兄貴と遊びたかった日々を、必死で抑えてきた次男。
おとなしい彼も、驚きながら祝福してくれた。

長男の戦績は、1月のお試し受験も含め、5戦・・・。
結果、4勝1敗。
実力以上の力が、本番に出るタイプの、勝負強さが光った。

ただ、合格、不合格に関わらず、結果以上に、夢、目標を掲げて、一心不乱に努力を積み重ねてきた経験が、何よりの財産。

今までお世話になった日能研の先生方、まわりで応援してくれた方々に心から感謝して、貴重な時間を共有できたことを誇りに思いたい。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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