最初は、親に言われ「何でこんなことしなきゃならないのだろう」と、しぶしぶ勉強をしていた。しかし、先生や友達と、日々勉強をしてきて思った。
「この勉強は、自分の行きたい学校で、楽しい学校生活を送るためにやっているのだ」と。
そんなことを胸に、遊びも我慢して、勉強を続けた。
辛くて泣いた日もあった。やりたくなくて、サボった日もあった。それでも、行きたい学校のために鉛筆を動かした。
周りには、一緒に頑張ってきた友達がいる。前には、私たちのために、一生懸命新しいことを教えてくれた先生がいる。
親、先生、友達みんなが応援してくれている。最初で最後の中学受験。やるしかない。
そうして始まった1月受験。
私は、第一志望校と同じぐらいのレベルの学校に合格した。
気を抜いてしまった。第一志望校も合格するのではないかと思った。
勉強はしたものの、気持ちは楽な方へ流れていった。
2月本番の受験。自分の力を信じ、出し切った。しかし、合格できず、とてつもなく後悔した。
この時私は、身にしみて思った。
「自分の気持ちに負けてはいけない」と。
私は、人生において、とてもよい経験をしたと思っている。
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