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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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ドラマのような1日でした

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
1月受験は無事志望校3校、全部合格出来ました。
その喜びを携え、2月1日の第一志望校受験を迎えました。

当日の朝に余裕を持って駅に向かっていました。
予定より1本前の電車に乗ろうとしている私が駅に近づいたところで、無意識に子どもを走らせてしまいました。
ちょっと走ったところで、後ろからパーっと音が聞こえ振り向くと、我が子が転んでうつ伏せになっていて、起き上がれない・・・。
ズボンの両膝が破れており、両手の平が真っ赤に腫れています。
私はパニックになって、歩けない息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、彼をおんぶして駅に向かっていました。

電車の中、私はずっと無言だった息子に何度も「ごめんね」と謝りました。
学校の最寄り駅に着き、今まで一度も間違えたことがなかったのに、違う出口から出てしまいました。
私はさらにパニックになってしまいましたが、息子は冷静に学校への方向を探してくれて、無事に受験会場に辿り着きました。

息子が受験会場に行く前に「大丈夫だよ、行ってきます」と言って手を振ってくれました。
私は涙が溢れてしまいました。
息子が保健室に行くのを遠慮したため、学校の近くのコンビニで絆創膏を買い、終わるまでずっと祈り続けました。

テスト終了後に出てきた息子は、穏やかな顔をしていました。
今回の入試は絶対無理と思っていましたので、試験については何も聞かずに、椅子に座らせて絆創膏を貼ってあげました。
午後入試もあったので、息子と頑張って次の学校に向かいました。

その夜、ネットでの合否結果を見る前に息子が「俺、受験して良かった、ありがとう」と言ってくれました。
私は嬉しくて涙をポロポロ流してしまいました。
発表時刻の20時ちょうど、息子がスマホで合否発表ページにログインし、私はドキドキしながら息子を見守っていました。
「合格おめでとうございます」と息子が読み上げ、私は大予想外の結果に、思わずに大声で「良かった良かった、よく頑張った」と叫び、二人で大喜びしました。

翌日、2人で合格証と入学手続き書類を受け取りに行きました。
2月入試は、1日目で終了しました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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