受験前にやってはいけない失敗のひとつに、骨折があると思います。好きで折るわけではないので気の毒ですが、それが現実です。その骨折を11月半ばに、うちの次男はやってしまいました。しかも、利き手の前腕でした。
医師の1月末には完治するという言葉を信じ、味噌汁の出汁を煮干しにするなどして、カルシウム摂取をうながす日々。どうして今、転ぶ、しかも利き手!と、思う毎日でした。当初は模試でも早く書けず、本人の自業自得ですが、難儀していました。
1月の栄東中学校受験前にはギプスもはずれ包帯で受験でき、1月最終週には包帯もはずれ、本番は何もつけずに迎えることができました。そして、なんとか第一志望の麻布中学にも合格することができました。
結果だけ見ると、成功のように思いますが、骨折以来、薄氷を踏むような気持ちでした。次に転んだらアウトだと思い、まるで足腰弱っている高齢者を抱えている家族のような心持ちでした。これから受験する方には、転ばないよう、気をつけてください。うちの次男はよそ見という不注意で転んでしまいました。利き手を骨折してしまった方は、気持ちを切り替え、少しでも良い条件で受験できるようにしてください。ギプスよりは包帯、ギプスでも痛みの有る無しでは全然違います。骨折してしまった受験生、ちょっとでも痛くないよう、手が自由に使えるようにして、乗り切ってください。
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