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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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中学受験

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
埼玉の受験は5日連続で始まりました。最初の2日間は午前と午後の受験が続いていたため、本人も体力的、精神的にも疲れがでていたようです。第二志望と押さえの学校も落ちてしまい、結果は厳しいものでした。
そんな中、第一志望の受験日を迎えました。ただ都内や他県からの試し受験者もいるので、1500名もの受験者数で合格は非常に難しかったようです。そういう事実を本人に伝え、「第2回目の受験が本番だよ」と勇気づけ、2月に向け頑張ろうと気持ちを新たに声かけをしました。
押さえ校が不合格だったことが、目を覚めさせたのもあるかもしれませんが、「受験は2月まで続くのか・・・」という気持ちもあり、本人にとってとても辛い後半の3週間でした。

受験の真っ只中、まだ1つも合格を取れていない我が子、表情も硬く、親としてはなんとか合格の経験を一つでもさせてあげたいと強く思いました。
悶々としている中、第三志望の学校から繰上合格の連絡がきました。
「一つ合格取れたね!嬉しいね!これが合格っていうものなんだよ!もっと合格取りたいね!」と声をかけました。本人もやっと笑顔になりました。一つ合格があると、この後の受験に対しての気持ちの向け方が違ってきます。ただ安心感により緊張感が解けたのか、後半に入った時「気持ちここにあらず」な状態になったので、この大事な貴重な時間をなんとか悔いの残らないように勉強して欲しいと思い、図書館に通いつめ、最後の第一志望に向けた勉強を見守りました。
ここで第一志望校に向けた気持ちを強く持ち続け、絶対に合格するんだという思いをもてるかが一番大事なのですが、12歳の幼い子どもにとっては、難しいことだったのかもしれません。結果はよくありませんでしたが、この入試期間中に本人は成長しました。
こんな大変な辛い経験をやり終えて、「受験やってよかった?」と本人に聞きました。「やってよかった!」という声が返ってきた時、日能研に4年間通い、入試までたどりつき、最後までやり抜いたことは、とても立派だったと思います。精神面が少し強くなったと思います。貴重な体験になりました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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