振り返ってみれば、とても長い一年でした。
6年生になるのと同時に親の勤務で大阪から東京に引っ越し、慣れない環境の中、あちこちの中学校へ見学に回り、資料を集めました。
第一志望はほぼ決まっていたものの、併願校の選択には大いに迷いました。
日能研全国公開模試の結果を見ては決心が揺らぎ、親の心配とは裏腹に、マイペースに見える娘の様子を見ては、我が子を信じようと自分に言い聞かせたりして・・・。
12月に入り、1月受験校の願書を記入する頃からは、もう迷うこともできず、ただただ風邪やインフルエンザにかからないように、娘が悔いなく受験を走りきれるようにと祈る日々でした。
1月は、早朝から受験校への送迎、試験中の控え室での待機、翌日の合格発表のセットが何度も繰り返されて、発表のたびに心臓が締め付けられる思いをしました。
東京が本命で、1月校は受験慣れのためと分かっていても、やはり合否が子どもに与える影響は大きく、親としてもヤキモキする気持ちは抑えがたいものでした。
2月の本命校での受験で、やはり緊張で顔が強張っていたこと、合格発表で掲示されるまでそわそわしながら待っていた様子、そして自分の番号を見つけた時の想定以上の喜びようなど、わずか2、3日のことではあるけれど、一瞬一瞬の我が子の様子がまぶたに焼き付いています。
3年間の長い準備の後に待っているドラマは、子どもも親も一生に一回だけの体験で、これを支えてくださった日能研の先生方、スタッフの皆様、そしてたくさんの情報を残してくださった先輩達への感謝の気持ちでいっぱいです。
春が来て制服に袖を通した娘の姿をみると、また万感胸に迫る思いがするのでしょう。
本当にありがとうございました。
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