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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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勝って兜の緒を締めよ

  • 年度:2017
  • 性別:男子
  • 執筆者:
1月14・15日、関西学院中の倍率は2倍でした。
「試験できた!力出し切った!合格間違いなし」本人は自信満々。

1月16日、第二志望校の試験。第二志望校のテストは簡単だったようで、国語、算数の後は親子面接。

第二志望校の試験を終えて、その足で関西学院の合格発表に向かいました。発表までの10分間、息子は友達と浮かれていました。
私は寒空を見上げ、神様お願いします、どうかどうか、お願いしますと祈りました。

12月に入り過去問20年分を徹底的に解き、頭にはハゲができていました。
息子の部屋の隅に積まれた1年分のプリント、50冊のノート、机の下はカーペットがすり減っていた。
どうか合格していますように。

極度の緊張。16時、掲示板に張り出された番号を探す。
「ない」
息子は現実を受け入れられず、5分くらい呆然。
私が帰ろうか、と声を掛けると、泣きながら、「間違えてる、おかしい」と。

学校を出てバス停まで行くも、「番号あると思うから、もう一度見に行く!」と言われ、学校へ戻る。
やはり受験番号は「ない」

電柱に隠れて泣く。嗚咽を押し殺し、涙を流している。
しばらくして「お母さん、番号あると思うから、もう一度見に行きたい」と。
息子が気が済むまで付き合う。
3回も掲示板を見に行く 息子の後ろ姿は、母親として胸がえぐられる。辛かった。

「お母さん 合格できなくてごめんなさい。」
息子の言葉に「がんばったやん。謝らなくていいから。」と声を掛けるのがやっとだった。

しばらくして息子が、
「お母さん、採点ミスやって、学校に電話して聞いて!」
「おれ、合格してるやろ!落ちるわけないやん!」
「おれ、受かってるに決まってるやん。」
ただ背中をさすることしかできなかった。

翌朝、起きた息子が、開口一番に「お母さん、夢やんな!」
息子の言葉に心が張り裂けそうでした。
私も夢でありますように、と目覚めた朝の心の痛みは、一生忘れられないですね。

息子は、不合格の現実を受け入れられず、「関西学院の入学式いくから」と言う。

悔し涙いっぱいっぱい流して、学校休み、一日中ゲームに没頭。
ゲームしてると、受験結果を考えなくて済むんだろう。

小さいながらに複雑な感情を抱えているようで、見ていられなかった。

17日午後、第二志望校合格発表で会場へ。
無事合格。7.5倍(実質2倍)と言えども、嬉しくない。
合格通知も屈辱の思いで受け取った。

18日は小学校へ登校しました。
学校では友達に慰めてもらい、そして、自分だけではなく、2・3校、落ちている友達がいたんです。
まだ登校出来ないお友達もいたり。
自分だけがこの苦しい思いをしてるわけじゃないと思えたようです。

悔しい中学受験でしたが、終わりました。

極寒の中、心底疲れた受験でした。
この状況を主人は「息子の努力が足らんかっただけの事じゃ!」と一蹴。

確かに受験日一日前に、受験勉強やり切った気持ちで浮かれていた。

塾の先生方には、男子は一日前にも伸びますから!と言われていたし、14日のテストの後、日能研では翌日のテスト対策問題をしてくれる。

そのテストで60点取れたから、これで大丈夫や!と油断した。
残りの4割を仕上げて、15日の試験に挑めばよかった。

伝統校なので親や祖父と同じように受験する子供も多いだろう。
しかし概ね、塾での偏差値を以って志望校は決める、決まる。

合格者の成績はどんぐりの背比べ。
最後まで努力する子供が合格を勝ち取るんですよね。

最後の一日の気の緩みが明暗を分けた!

うっかりの計算ミスがあったかもしれないし、
あと1問、あと1点で合否が決まる。

本当に残念でならない。

公立には絶対に進みたくないと言うので、第二志望校へ進学します。
第二志望校に行くことにまったく喜びを感じていない息子。
それは、望んでいた野球部がないからなのです。
この現実に、「俺の夢はとことん叶わへんねんな!」と泣かれました。

受験は水物です。
勝って兜の緒を締めよ。
テスト前の気の緩みが今回の敗因です。
そう!受験期間が終了するまで気を緩めなければ・・・。

昨日、不合格の点数開示がありました。
6割取れたら合格できる!
関西学院特訓で常々言われてきました。

2日目算数。できた!と思っていてこの点数。
絶対落としてはいけない問題をポカミスしていたのだと思います。
結果、総合点があと2点足りず。
あと2点・・・。12歳の3年間の頑張りは、あと2点に泣きました。
本当に悔しいですね、しかし、これが現実。

気の緩みで落ちる。
最後の最後の気の緩み。
気を引き締めるコトができなかった。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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