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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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偏差値40を10ポイント上げての番狂わせ

  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:
こどもを見ていて点数が伸びない、偏差値が伸びない、そんな時期が続きました。
どのご家庭でも同じような悩みはつきものだと思います。

なぜ伸びないのか?
(1)親がやれやれ言っているだけで本人にやる気がない
(2)教室に行くだけで勉強した気になっている。
(3)家庭学習のやり方を分かっていない。
(4)何をやったらいいのかよく分かっていない。
(5)栄冠への道など、問題をこなしていたらやった気になっている。
(6)間違えた箇所がなぜなのか?どうやらなくてはいけないのか?を考えていない。
(7)家庭学習で一人ぼっちになっている

私が思った問題点です。

(1)(2)
問題外ですね。
きっかけは何でもいいのです。自身で「よしやるか!」と思わなければ、何も始まりません。そのきっかけだけ作ってあげてください。

(3)(4)
教室へ行って先生に「勉強のやり方を聞きなさい」と伝えましたが、先生からのアドバイスを理解できず、息子は結局何をやったらいいのか全く分からず帰ってきました。
やっぱり親が考えてあげなきゃですかね(;^_^A

(5)
とりあえず、やることに意味があります。やっているだけ偉いと思ってあげたほうがいいと思います。そして、ここにプラスして考える力を付け加えるだけで一気に成績が上がります。

(6)
(5)で考える力をプラスすると言いましたが、まさしくこの(6)を子どもたちは考えていないことが多いです。
自己採点を行い、とりあえずみなおし~って感じではだめです。
解説を読んで理解できる上位クラスのこどもは別ですが、偏差値50くらいの子どもでは読解力が足りず理解しきれていません。細かくひも解いて、分かるまで説明してあげる、そして同じ問題をもう一度解きなおしさせる。この繰り返しが本当に力がつく秘訣です。
最初30点でもいいんです。次に70点、最後に90点取れるようになれば同じ間違いは生まれませんから、徐々に地力がつくと思います。

(7)
やはり家庭でも親が親身に教えることが一番かと思います。
そんなことできるか!とお思いの方もいるかもしれません。
しかし、教室から帰ってきてから寝るまでの1時間だけ付き合ってあげる。これだけでいいと思います。
子ども一人勉強させていればきっと孤独に思うでしょう。
でもお父さん、お母さんが付き合ってくれるだけで安心感が生まれるでしょう。
これが継続的なやる気と習慣に結びつきます。

この結果、教室でも一番の番狂わせとして、奇跡的な合格を、感動の涙を流すことが出来ました。

平均偏差値44の子どもをR4 54の学校に合格させた父親からでした。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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