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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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健康・メンタル管理
日能研の学習・受験相談
こうやって弱点を克服しました

不安との戦い方、それは「引き算」と「優越感」

  • 年度:2020
  • 性別:男子
  • 執筆者:本人
僕は3年生の時から日能研へ通っていました。
ここでは、6年生での出来事をお話しさせていただきます。

まず、僕は社会が嫌いでした。周りの仲間達が覚えているような「知識」も、僕は全然覚えられない。
劣等感を抱きながら、憂鬱な社会の授業を受けていました。
実際、日能研全国公開模試も、4教科の平均偏差値より社会は5ポイントほど低かったです。

また、理科でも大きな不安要素を背負ってしまいました。
第一志望校の過去問で酷い点を取ってしまったのです。
それは最新のものだったのですが、配点50点、合格者平均22点、受験者平均15点、そして僕は堂々の5点。
採点をし終わった瞬間泣き喚きました。
またそのせいで総合点も合格者最低点に届かず、不安は募るばかり。
こうなったら国語と算数で稼ぐしかないと感じながら、受験本番、全く実感がわかず、なのに緊張している。
家族や仲間からの「合格必ずできる」という言葉が、正直プレッシャーでした。
どうにかいつもの気楽な状態をつくろうと、ある計算をしました。

「地球の総人口-自分を応援してくれる人の数=自分のことを気にも留めない人の数」→「70億くらい-100人くらい=69億9999万9900人」
あ、自分ってこんな小さい存在だったんだなと思いました。

幸い国語がうまくいったので、その流れで他教科もうまくいきました。
本番にしたことはもう一つあります。
それは、「自分は他の次元にいる程頭が良い、トップ合格なんてへのかっぱ」と思うようにすることです。
もちろん、日特や本科の頭の良い人たちを見て、完璧にそう思うことは出来ません。
思いこめなかったので、そういう人たちは「他次元仲間」と思うようにしました。
受験生全員が友達或いは仲間なんてことは絶対ありません。

「どんぐらいの成績なのかわかんない人」を自分の格下とみて、優越感を得てみました。
結果的に、受けた全ての学校に合格し、理科5点の第一志望校に進学することになりました。
正直、力は皆同じようについていると思うので最後はやはりメンタルかな、と思いました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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