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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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受験の振り返りとアドバイス

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:本人
今から僕の受験を振り返っていく。少しでも来年の受験生の参考になれば嬉しい。

まず
体力大事 ばてるとつらいよ 年明けが
5年生までは体力作りを大事にするべきだとすら思う。

今できない所があってもそんなに慌てない。
一年も二年もあれば数か所の修復など本人の意識次第で余裕にできる。
模試の志望校は、ちょっとチャレンジした学校を書いておくと良い(安全圏ばかり狙うと油断が生じる)
自分がその学校に行きたい理由をよく考える。志望校を選ぶ時から自分でよく考える。親に任せない。
闘志&自信&やる気を喪失すると奈落の底に落ちるよ、それを防ぐためにも「自分で決める」べき。

メモリーチェックという教材が配られるが、徹底してやること。大半の学校では出ないことはないはず、更に細部知識を求めるならコアプラスというテキストをお勧めする。
計算と漢字も出来るだけやることをお勧めする。
→実際の入試では細かいミスも厳禁→→ミス防止に役立つ。漢字は入試でも同じようなものが出てくる。
    
受験数週間前からマスク、保温、保湿などで病原菌を体内に入れないようにすること。
インフルエンザワクチンは必須。インフルエンザも怖いが感染性胃腸炎はもっと怖いので(下手したら全受験が不可能に)、面倒でも生もの禁止手洗い励行。
受験数日前とかに風邪をひいたりすると心身共に打撃を受けきつい。
僕は渋幕を受験した帰りに大雪に見舞われ、ラッシュの電車と疲れと寒さで倒れた。
この時初めて「焦り」を感じた。
            
受からないと思っても次の日の受験では切り替えること。引きずって翌日も落としては勿体無い。
また、できていないと思った時は、問題の内容、難度を把握できていることが多い。

実際の入試自体は「えっもう?」と言いたくなるほど早く終わった。僕は筑駒受験時は「はじめ」から「終わり」の声まで記憶が飛んだのかと思う程、一瞬で試験が終わった。
しかしその後の合格発表まではとても緊張する。
その重圧&緊張でつぶされると2日目以降苦戦を強いられることになる。「結果がどうあったとしても自分は十分やったので、もう思い残す事はない」と言い聞かせる。

これは自分の恩師のi先生の忠告、試験終了後絶対に「できた」「てごたえあった」と言ってはいけない

親も「どうだった」などと聞かないように。
→自分はその日の試験を引きずる可能性が高まり、油断が生じるという事かと解釈している。
たまに、先生の言っている時より前に過去問を始めてしまう受験生がいると聞くが、先生は何十人、何百人もの受験生をみて最良の時期を選ぶので、先生に従ったほうが良い。
過去問は古い方からやったほうが良い→受験近くに新しい過去問ができる。

その他、実際の試験本番でのお勧め

これはあくまでお勧めなので、実施するかどうかは本人にお任せする
・寒さ対策はしっかりと  自分はアディダスの膝までくるベンチコートを使用
・学校にもよるが、問題を楽しむと緊張がほぐれる
・軽食大事→干し芋おすすめ 腹持ちがいい
・他の人の顔をカボチャとかスイカだと思うこと、自分は自分。
・集中していないとまわりの雑音が気になる→集中力を磨く
・試験の3時間前には起きていたほうがよいが、無理な早起きはお勧めできない。人による。
・家に帰ったら少し翌日の対策をしたら寝たほうが良い→またまたi先生の言葉「集中力に勝るものはない」
・終わった科目は忘れる→天狗になる(大丈夫だと油断する・受験の敵ナンバー5に入るだろう)のもよくないし、絶望して他の科目に影響を与えるのもよくない
・入試当日は満点を取る必要はない。心構え「満点を取ってやる!」でよいが、実際は合格最低点を取ればよい。だから(因みに文頭に「なので」を使うと減点される)解けない問題にアタックする前に解ける問題を確実に得点する事が大事
・傾向が変わっても動揺しない。むしろラッキーだと思う。周りがおどおどしている間に自分が落ち着いて解いていれば合格は近くなる。

最後に
ここまで思いつく限りアドバイスを書いてきたが、これは自分がやって気持ちいいと思ったことだけ実行すればよい。そうやって少しでも環境を良くしていってあとは自分の力を問題にぶつけるだけ。
そうすれば絶対に合格するから、頑張れ、中学受験生。
そして今まで沢山の教えを授けてくれたTMクラスの友達、先生、だらしのない自分を支えてくれた母、様々な制限を我慢してくれた兄弟、本当にありがとう。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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