周りの友達の影響からか、4年生になって塾に行きたいと言い出した娘。
父は反対、母はまあ本人がやりたいのだから、と説得して日能研に通い始めました。
もともとマイペースでのんびりした性格のためか、本人は頑張っているつもりのようでしたが、親から見ると全ての勉強の総量が足りないように感じていました。
テレビを見たりマンガを読んだり、息抜きも沢山していました。
過去問も一巡して、間違ったところを一応見直す程度でハラハラしっぱなしでした。
そんな娘の受験の目標は、知人の通う女子学院でした。
親としては共学の小石川を希望していました。
先生との面談で受験日程を組んで頂き、あっという間の受験本番となりました。
埼玉で3校受験し、手応えを掴んだため、志望校の間の受験校も全てチャレンジで行くことにしました。
実質倍率も参考にしつつ、渋谷教育学園渋谷か豊島岡か、といった時に、選びあぐねた娘は、算数の過去問をそれぞれ試し、相性が良いと自分で判断した豊島岡を入れることにしました。
渋谷教育学園渋谷の願書に写真まで貼っていたくらい、どちらを受けるか決めあぐねていました。
結果はというと、受験後すぐ予想がつく感想を娘は言っていました。
女子学院:「あの5点がな・・・」
この時点でまず無理と思いました。
可能性があっただけに非常に残念でした。
娘も落胆していました。必死さが及ばなかったと親は思っています。
また、4教科の配点が同一なのも、社会が苦手で国算がまあまあの娘には不利な配点でした。
小石川:「最後の算数の問題、読み間違えた」
もうこの一言であ~あ、と思いました。
25%の比重がある内申も併せての結果なので、間違えた時点で問題外だと悟りました。
また、豊島岡が受かった時点で、「小石川受けなくていい?」と言ってきた娘にとっては志望校ではなかったのかもしれません。
モチベーションも低かったと思われます。ケロッとしたものでした。
豊島岡:「算数がほとんどできた、他はまあまあ」
という感想でした、でも難関であるし無理かな、などと思っていました。
合格は相当嬉しかったようです。
このように、勉強が足りない分、読み間違いというケアレスミス、いつもならできたのになぜかできなかった1問などが不合格の一因となり、ミス無く好きな問題がたまたま出た学校は受かった、というのが実際のところだと思います。
大学を考えるとしたら全国から選ばれるわけで、こうした初歩的ミスはできないことを肝に銘じて同じ過ちを繰り返さないための経験としてもらいたいです。
また、都内受験本番の1週間は体力勝負です。
娘は後半本当に体力的につらそうで、「早く終わりたい、早く終わりたい」とずっと言っていましたし、親が第二志望にしていた学校も受けなくて良いかと聞いてきたくらいでした。
その時点で燃え尽きてしまったようでした。
これから学校を選ぶ上で参考になればと思い、娘の気持ちの部分を中心に書かせて頂きました。
勉強はすればする程結果になる、理不尽なことの唯一ないものです。
後悔しない努力をしたら勝てます。
どうか頑張ってください。
また、ほとんど勉強の内容については把握していない親になりかわって、満足のいく進路へと導いてくださった先生方に多大なる感謝の意を表します。
ありがとうございました。
- ※
- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。