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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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先取りシミュレーション!入試期間中
繰り上がり・補欠合格
「困った時」「つらい時」は日能研に行く!
日能研が心の支えになった

あきらめない心

  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:本人
1月校三校中、二校は合格するだろうと言われた安全校、一校はどうなるかわからないチャレンジ校でした。
安全校一校目は1月10日から始まる埼玉入試に、少し遅れてのスタートでした。
周りの人たちに遅れは感じましたが、自分は自分なんだ、とペースを保ちました。
安全校二校目は、国語は高得点がとれないといけないと言われていたにも関わらず、
再現解答と先生作の解答がずれ、不安になりました。

しかし、チャレンジ校の入試日に、教室のスタッフの方に話したところ、
「その程度なら受かるから大丈夫」と言われ、少し落ち着きました。
安全校二校は合格、チャレンジ校は不合格の二勝一敗でした。
ですが、安全校一校目は母が合格証書を受け取りに行ってくれ、
安全校二校目とチャレンジ校はインターネット発表だったため、合格、不合格の実感がわきませんでした。

運命の2月に向け、家では過去問に取り組みました。
合格点に達することもあり、安心することができました。
1日、入試の中で一番不安でしたが、トラブルもなく進みました。

2日は午前に入試があり、午後は1日の結果発表でした。
ドキドキしながら結果が張り出されるのを待つこと10分。
結果は、補欠でした。
嬉しくはないけれど悲しくもありませんでした。
しかし、2日校は1日校よりも難度が少し低かったので、合格するだろう、と思いました。

2日校は、その日の内に結果が出ました。
不合格で、あわてて日能研に電話をしました。
スタッフの方と国語の先生、理科の先生と話をし、スタッフの方に「おいで」と言われたので、
夜でしたが日能研へ行きました。
各科目の先生と次の日に向けて、どうするかを話し、教室の方々みんなに見送ってもらいました。

3日、昨夜のことを思い出しながら電車に乗っていたら、緊張して酔ってしまいました。
必死の思いで学校まで行くと、理科の先生とスタッフの方がいました。
私の通っていた教室では私しか受けていなかったので、きっと私のために来てくれたのだと思います。
今日こそは受かってやる。
そんな思いで受けたにも関わらず、今度は補欠でした。

また日能研へ行きました。
3日は算数の先生しかいなかったにも関わらず、国語の先生と理科の先生も来てくださいました。
社会の先生とも電話で話し、明日という日に最善をつくす努力をしました。
4日、学校には国語の先生がいて、すごく応援していただけました。
今日が最後だ。
そんな思いで受けた入試、結果はまさかの補欠。
笑ってしまいましたが、日能研に電話をしました。
スタッフの方は「繰上がることを祈っているよ」と言ってくださり、私も祈ろう、と思いました。

5日、小学校から帰った私に、母は一枚の紙を見せてくれました。
それは、合格証書でした。
私は2日、3日の夜に日能研に行き、あきらめずに受け続けたからこそ繰上げという形で合格できたのだと思いました。
何度、「もうムリ」
こう思ったことでしょう。
しかし、あきらめなかったからこそ、私に春は来ました。
これからも、「あきらめない心」は必要です。
きっと、中学受験は、その第一歩なのです。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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