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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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日能研が心の支えになった

熱い握手の先に道はひらける

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
2月3日。「やった!」 息子の安堵した笑顔に、そしてその瞬間に共にいられた喜びに、胸が熱くなりました。

1月受験校で合格は出ていたものの、第二志望校の立教新座が不合格となり、かなり重い気持ちになっていた息子。私たちも前向きに言葉をかけていましたが、「いつでも頼ってほしい。」と話されていたクラス担当の先生に今こそ頼るときだと意を決して電話をしました。そのおかげで息子も親も、不思議と気持ちを切り替えることが出来、先生のおっしゃった「150%の力を出して、やるべきことをやる。」という言葉を力に変えて、本番に臨みました。2月2日のカレンダーにも『合格以外ありえない。粘って粘って最後まであきらめない』と書きました。親としては、この学校に入れてやりたいと願うばかり。

2月2日。息子の緊張はピーク。こわばりを感じながらも迎えることになった第一志望校の立教池袋。その日の朝、学校の門にはクラス担当の先生が応援にいらしてくださいました!(後日、息子は「○○先生は受験の神だ」と言っていました。先生の握手は強くて、安心するのだと。)先生の熱い握手と声かけが大きくパワーになります。
しかし、受験が終わっても笑顔はなく、「難しかった。国語と社会が・・・。」という息子の言葉を聞くと、結果はどうあれ、これまでの息子の努力してきた姿を思い出し、ただ支え応援することしかできませんでした。発表は翌日9時の為、合格してほしいと願いつつも、第二志望の立教新座2回の受験が控えています。

3日。立教新座に行く電車の中でも息子の緊張は伝わってきます。「これまでやってきたことは力になっているよ。存分にやってきなさい。」と言って見守るしかありません。○○先生が応援に来てくださることはもうないだろうなあと話しながら、学校に早めに着き、時間まで控えのチャペルで慣れたテキストに目を通す。
そして8時に、いざ出陣!そこには○○先生が来てくださっていました!(やはり受験の神です。)「これで最後だ。頑張ってこい!」と長く熱く固い握手を交わし、「はい!!」と言って手を振り校舎に入っていく姿を見送りました。手を振るなんてことは初めてでしたが、本人も合格を信じて向かったのでしょう。そんな後ろ姿にこれまでの息子の思いが重なって涙が出てきました。息子がたくましく戦っていることや、○○先生の温かい心遣いのありがたさが胸に込み上げてきました。後は息子が頑張り、信じて待つだけです。そして、9時。家で待つ主人も、私もHPで立教池袋の合格を知った瞬間、電話ごしに泣きました。

試験を終えて出てきた息子の顔は、真剣そのもの。その我が子に、HPの発表を見せました。「やった!」とガッツポーズと久しぶりの笑顔。頑張った我が子を抱きしめました。

5年生から「ぼくは、立教池袋に行く。」と決め、変わることなく進んできた息子です。受験は決して平たんな道のりではなかったけれど、最後に2つの志望校合格をいただき、こんなご褒美はない、本当によかったと思いました。元来真面目な息子は笑顔のまま「受験させてくれてありがとう。」と言ってくれました。

日能研で2年3か月学び続けたことは、息子のこれからの歩みの中で、必ず支えになると信じています。受験を通して、たくさんの人に感謝し、たくさんの人の温かさに触れ、大きく成長しました。そして、クラス担当の先生の熱く強く優しい思いは、私たち親子にとって忘れられない宝です。第一志望校に導き、育ててくださり本当にありがとうございました。

これから目標をもって、立教池袋で学んでいきます。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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