娘の第一志望は女子学院でした。
新4年生から3年間、コツコツと努力し続けました。学校から帰っても、友人と遊んだことはありません。JG生になりたい!その本人の気持ちは強く、最後の最後までやり抜きました。
2/1、女子学院の入試当日、1月受験では平常心で臨んでいた娘が、女子学院の校舎前で涙を見せました。今まで努力してきた思いが込み上げていたそうです。「頑張ってくる」と言い残し、日能研のO先生と握手していた娘の姿は本当に立派に思え、胸がいっぱいでした。
結果は不合格でした。娘は30分泣きました。私は母として、「今のままのあなたで完璧だから、自信を失うことは何もない。縁がなかっただけ。あなたの行くべき道は女子学院ではなかったということだけ、それだけのこと。次、明日に心を向けよう」と言い聞かせました。
受験勉強3年間で鍛えた精神力は見事に復活し、翌日から2/4まで受けきりました。最終の2/4、浦和明けの星を受けに行くNバッグを背負った娘の後ろ姿を追う時、涙を堪えるのが精一杯でした。この時点で、結果よりもここまで親子で協力してたどりつけたことに、心の底から満足していました。
すべてが終わってみると、娘は第一志望の女子学院のみ不合格でしたが、他5校はすべて合格をいただきました。娘は今、女子学院に感謝していると言います。女子学院を目指していたからこそ、合格をいただけた学校があり、自分の力を最大限引き上げてくれたありがたい存在、目標だったと言っています。そして、教室から女子学院合格者が出ていたことを喜んでいました。その娘の姿が、主人と共に本当に嬉しかったです。
中学受験は大変な試練ではありますが、家族が一つとなり、立ち向かうことのできる、素晴らしい経験です。娘がこのような気持ちを保ち、成長できたのも日能研の教室の先生方のおかげです。結果だけではなく、プロセス、努力、自覚の大切さを先生方が見てくださっていたから、娘は不器用なりに結果がでなかったスランプの時も耐え、ふんばることができたのだと思います。
そして、学校生活が基本!という日能研の考え方がとても好きでした。様々なご家庭、考え方の親御さんがいらっしゃると思います。その中で、常に心身、頭、共に大きな成長過程の子どもにとって、何が一番大切か・・・・・・を考えてくださる塾、教室は貴重だと感じます。
娘は新しい中学校生活に胸を膨らませています。コロナ対策の影響で、すべてが中止、延期の中でも、自ら考え、行動する力が身についている娘は、毎日家の中でも忙しそうです。もう受験のように主人が手伝うこともなく、なんだか親の方が寂しいというのが本音です。本年度の受験生は、毎年のペースが大きく乱れ、大変だと思います。どうか、心乱すことなく(特に親御さんが)、コツコツと目の前の問題に取り組み、努力を重ねてください。自信を持って、迷わず、最後の試験日までやり抜いてください。心から応援しています。最後に、日能研、教室の先生方、本当にありがとうございました。どうか御身体、ご自愛ください!
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。