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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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  • 年度:2020
  • 性別:女子
  • 執筆者:
我が子の現在の夢は、学校の先生になることです。

学校が何より好きで、小学校生活をとても楽しく過ごしています。そんな中で、中学受験をさせるべきなのか?とても悩みました。
遊びや自然との関わりの中から色々なことを学んで欲しいし、また幅広い人たちと関わり、仲良くしたり、時には喧嘩をしたりする中で様々な経験を積んでいってほしいと思ってました。そのため塾に行き中学受験することで小学生にしかできない時間を逃してしまうのではないかと思っていました。

そんな迷いが父にはありましたが、子ども自身は中学受験をしてみたいという意思があり、私も中学受験は良い経験の一つになると思い、全力で取り組むことにしました。

小学4年2月からの2年間、日能研にお世話になり、志望校を決める時期には子どもの夢とそれを実現させる学校選びにも、親子で全力で取り組みました。

夏には学校巡りを1日4校、全20校ほど見学訪問して、親が自分の目で見て確認しました。実際に学校行ってみることで校内に入れなかったとしても、部活に来ている子や校舎の雰囲気で、我が子に合うかどうかの目安になりました。その中から厳選した数校に子どもと一緒に何回か見学に行き、志望校を選んだため、思い入れは格別です。

偏差値だけで決めては駄目だと思っていたし、塾の先生からもそのようなアドバイスをいただいていたので、今思えば足を運んで良かったと思っています。それでも最後まで娘の偏差値に対して、志望校のR4偏差値は( 受験する回にもよりますが )2から10程上でした。
ただ過去問では、数十点合格ラインを上回る点数を毎回とれていたので、我が子に合っている学校なのだと信じて2月の受験を迎えました。

2月1日、2日、3日と志望校から合格をもらえず、抑えで受けた一校のみから合格をもらえた状況の中で、4日、5日も志望校ALや第二志望校の4科目入試を急きょチャレンジしましたが、合格は得られませんでした。

2月5日入試が終わり志望校を全部受け終わって、抑えで受けた合格校に行くことを覚悟した時、「本当にこれで最後なのか?」「やり残したことはないのか?」「中学受験、子どもの夢に対してまだできることがあるのではないか?」と考え続けました。

学校一覧をもう一度見直し、2月1日入試の偏差値が低いため、夏に訪問した20校から外れていましたが、学校の先生になれる大学への進学率が、元々選んだ志望校並みに高く、幅広い生徒が通う良い学校を最後の最後に見つけました。そして2月6日入試で新たな志望校に巡り合い、合格を頂くことができました。

最後に、中学受験を終えて親子ともに全力で取り組んだ入試から得られた経験は、次の糧である大学受験への見通しにつながるものと思います。

何より中学受験は終わりではなく、新たな生活の始まりです。その中で自分に合った新たな課題を見出して、そしてなにより一緒に学ぶ仲間たちと共に、充実した学校生活を送ることが出来るかが、大切なことだと思っています。そのための第一歩、明日の初登校日をとても楽しみにしています。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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