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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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最後の最後に!

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
合格を頂いた中学校への入学手続きを終えた翌週、会社の同僚との昼食時に1本の電話!
「○○中学の○○と申します。○○さんが繰り上げ合格となりました。おめでとうございます。」
なんと、第二志望校ではあったがほぼチャレンジ校からの繰り上げ合格の連絡であった。

今思えば、特に12月半ばからは、本当に家族一丸となって合格に向け突っ走ってきました。
4年生から日能研に通いだした娘。当初は中学受験など必要ないと考えていた私でしたが、
真面目に通って頑張っている姿を見て何とか応援してやりたいと思うようになっていました。
6年生も12月になり、ただコツコツと真面目にやるのですが、なかなか思うように成績が伸びない。
そんな状況でした。
何かが足りない。このままではただ、なんとなく頑張って受験しただけで終わってしまうのでは?ちょっと強めのスパイスが必要ではないか?そう思ったのです。

そこで家族で作戦会議。決めたことは入試まで後悔のないよう自分ができることをすべてやり、力を出し切ろうということでした。それからは、好きで比較的得意である、算数については日能研と12月からはユリウスの先生方にお任せし、苦手科目の国語中心ではありましたが、平日の夜1~1.5時間、休日は3時間ほど、漢字、語句、そして文章問題を解き、一緒に取り組みました。
更に1月のお試し受験の後からは、質も考えながら量をこなしました。試験の頭にすることを目的に、早朝の5:30に起きて国語の文章題を毎日解きました。
また、理社もメモリーチェックの繰り返しを中心に、理解不足のところはネットで動画などを探し、一緒に見て理解を深めました。
また、カレンダーに勉強時間をスタンプで押していき目に見えるようにして達成感を高める工夫もしました。毎日勉強の後、楽しそうにスタンプを押していました。

とにかく、なんとなく入試を迎えるのではなく、なんでも自発的に取り組むことが大切で、
ここまでやった!何とかやり切った!そんな気持ちをもって入試に臨んでほしかったのです。
時にはきつい口調で叱ったこともありましたが、よく頑張り乗り切ったと思います。
最後の18日間でカレンダーに押されたスタンプは129時間にもなっていました。

しかし受験の神様はそんなに簡単に合格させてはくれませんでした。2月1日から3日まで
全て、午前、午後と受験。第一志望校は、1日、2日と連敗し、後がない3日、午前中に今回繰り上げ合格をいただいた第二志望校、午後に第一志望校の3回目を受験しました。
第二志望校については過去問での相性も良かった通り、本番でも一番手ごたえを感じたようでした。
親としても、何とか合格してほしいと祈るような気持でしたが、その夜の発表で娘の番号はありませんでした。この時は本当につらかったと思います。

その後、1週間くらいは食欲もなく、元気のない状態でした。合格をいただいた学校で
頑張ろうと話していましたが、そんな姿を見ていただけに、今回の繰り上げ合格の連絡には驚きとともに、喜びもひとしおでした。本当によかった。本人の努力が報われた最高の瞬間でした。

今回の受験を経て「簡単には通らないものだな。」と感じたようです。本当に、ドラマのような結末。そんな受験でしたが、最後の努力なくしてはこの奇跡も起きなかったこと
でしょう。結果はもちろん重要だが、最後まであきらめずやり切る大切さ、自分が納得いく努力ができたか?も非常に重要だ。などいろいろなことを学んでくれたと思います。
彼女にとって大きな財産になったのではないでしょうか?

最後に日能研、ユリウスの先生方、最後まで手厚いフォロー、試験当日の激励をいただき、本当に有難うございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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