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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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先生、ありがとうございました

  • 年度:2019
  • 性別:男子
  • 執筆者:
2/1は午前に第一志望、午後に併願校の受験がありました。緊張からか、午後入試前は気分が悪くなり万全ではなかったものの、本人は「普通にできたよ」と言っていたので、併願校は安全圏でもあったし、日能研全国公開模試でも「合格」判定だったので、安心して夜は過ごしていました。
18:00に第一志望校の不合格が分かり、第二回入試に向けて社会のやり直しをして子どもは就寝し、2日目の進学校の受験に向けて気持ちも、持ち物も整理して、母も22:00の合格発表を待たずに就寝してしまいました。目が覚めた時に合格を確認してまた寝ようと思っていたのですが、まさかの「不合格」で正直何が起こったのか分かりませんでした。23:00頃だったのですが、2日目の受験校を変えるにはあと1時間しかなく、もう先生方も帰宅なさっているだろうなとは思いつつ、もうどうしたらよいのか分からないので、とりあえず電話してみたら先生がいらっしゃったので本当に助かりました。
2日目は「出願した進学校のままで行きましょう」と、私としては大変不安で、この子はこのまま全部落ちてしまうのではないだろうかと思ったのですが、先生は子どもの力を信じて、そのままでというご判断でした。不合格を朝知った子どもは、半分泣きながらとても不安な気持ちのまま、受験会場に行きました。教室からはうちの子しか受験していなかったと思うのですが、教室の先生が来てくださり、気持ちを親子共々落ち着かせてくれて、教室に移動する直前まで子どもと話し、移動後は泣いている私にアドバイスもあり、この時の先生は神様のようでした。私よりも子供の方が気持ちの切り替えが早く、この日の午前午後入試とも、とても緊張していろいろとミスはあったものの、合格をいただき、3日目、4日目の受験へと安心して続けることができました。
親からは不合格となった時、どうしても冷静な判断はできず、「不合格」が続くくらいなら確実に受かりそうなところへと変更してしまいそうになりますが、先生のご判断と、子どもの力を信じてよかったと思いました。まさかの「不合格」となった時は、子どもに「受験」というかわいそうなことをさせてしまったと後悔してしまったのですが、子どものどん底から這い上がる力は本当に誇らしく、この受験期間でぐーんと成長していく姿はとても眩しかったです。本当にお世話になりありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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