コラム・読み物

コラム・読み物トップへ

親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

関連キーワードへ

この記事の関連キーワード
先取りシミュレーション!入試期間中
「困った時」「つらい時」は日能研に行く!
家族の支え・フォロー
日能研が心の支えになった

「塾の上にも3年」

  • 年度:2018
  • 性別:女子
  • 執筆者:
「受験したい。」3年生の2学期の娘の一言で我が家の受験がスタートしました。
3歳上の長女が近所の公立中への進学を決めていたので姉妹で差を付けるのもどうかと思いましたが、娘の意志を尊重して日能研に入室することを決めました。

学校の成績はそれなりに良い方でしたが、入室テストの結果は散々で厳しい状況からのスタートでした。
塾には真面目に通っていましたが、5年生の終わりまで成績は低空飛行で、この成績でどこを受験すればよいのか、かなり悩みました。
それが6年の最初の公開模試で成績が伸び、クラスも上げて頂き、親子のやる気も少しアップしました。
その後は良く言えば安定、悪く言えば伸び悩み状態でしたが、秋頃には志望校を決定し、合格に向けて追い込みに入りました。

しかし、家庭学習を自分自身で計画的に行うことがどうしても出来ず、このままではマズいと思い、10月頃から娘の横に張りついて一緒に家庭学習に取り組みました。
一緒にやると状況は良くわかるのですが、何故この問題が解けないのかとの思いから苛立つことも多くなり、時には厳しく叱責することもあり、かなりのストレスも感じましたが、娘も一生懸命頑張っているからと自分に言い聞かせ、何とか受験日を迎えました。

埼玉県在住の我が家にとっては埼玉入試はお試しではなく進学前提での受験校選びで、確実に合格できるよう抑え目の学校選択でした。
結果、無事合格でしたが、小学校の同級生が次々と上位校に合格しているのを聞いた娘は物足りなさを感じていたようで受験校選び失敗だったかと思いましたが、第一志望はあくまで東京校だからと娘を励まし、2月1日を迎えました。
娘は手応えを感じていたようですが、結果は不合格でした。
翌日も同校を受験することにしていたのですが、1日で決めてくれないと難しいだろうなと思っていたので、かなりショックでした。
そんな中で迎えた2日、あいにくの雪で電車も混雑していたことも影響し、娘がまさかの体調不良になってしまい、親子3人かなり動揺した状態で、やっとの思いで学校にたどり着きました。
いつものように日能研の先生が待つ場所に向かうと、そこに室長先生がいらっしゃいました。顔見知りでない先生方は笑顔で握手してくださるのですが、室長先生は真剣な表情で娘の手を両手でしっかりと握り、熱い言葉をかけてくださいました。
そのことで、不安と動揺の私達親子を正気に戻してくれ、気を取り直して、試験に向かうことができました。
ただ、受験者が前日を上回っており、これはやっぱり無理かなと諦めムードで帰宅しました。
夜、恐る恐るホームページを確認するとそこには「合格おめでとうございます。」の文字が。
娘は満面の笑みでしたが、私は娘を抱きしめ涙が止まりませんでした。

3年間一度も弱音や愚痴を言わず、一生懸命塾に通っていた娘に、数ある学校の中で自分が受ける学校に室長先生が来てくれたこと、そして合格をさせてくれたことは神様がくれたご褒美だと思っています。
日能研の先生方、本当にありがとうございます。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
  • 次のドラマ

PageTop