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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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思いがけない展開

  • 年度:2018
  • 性別:女子
  • 執筆者:
とても苦しい5日間でした。
1日目、3日目は、午前 → 第一志望/午後 → 第二志望とチャレンジ、2日目は合格を確保する日という組み立てでしたが、1・3日目が総崩れしたダメージは想像以上に大きかったです。
4日目にすべての合否が出揃い、第1・2志望への道は閉ざされたため、2日目に合格をいただいた学校へ進学する決意を固めました・・・が、これまで点数の軸としてきた算数のミスがどの試験でも目立ち、本人の歯がゆい気持ちが伝わってきたので、これで人生一度きりの中学受験を締めくくって本当にいいのか・・・良く話し合いました。
5日目に受験できる学校は限られていましたが、幸いクラス違いの第二志望校の募集がありました。気持ちよく終わらせてやりたい・・・けれど、また不合格だったら傷口に塩を塗るようなものではないか!?本人も「これで終わりたくない・・・でもこれ以上落ちたくない・・・怖い」と泣いている状況でした。
5日目ともなると相当な人数と戦うことになり、偏差値だけでは測れない怖さがありましたが、進学先はもうある、不合格でもいい、算数だけでも気持ちよく解いてくること、テストの振り返りはしないこと・・・を約束して5日目の受験を決意しました。ゆったりとした気持ちで挑んだ結果は期待以上で、上位クラスへのスライド合格の特典付きでした。遠回りはしたけれど、思いがけない形で第二志望だった進路は叶いました。

今回の受験を通して、娘はこれまでにない辛い思いもしたと思いますが、不合格を恐れて立ちすくみながらも一歩踏み出すことの大切さ、それによって得るものがあるという貴重な体験ができました。第一志望を逃した悔しさも含め、受験を通して学んだことはこれからの人生で娘の支えとなると思います。いつも暖かいご指導、くじけそうな時に適切なフォローをしてくださった先生方、最後までやり遂げられた環境、すべてに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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