娘が日能研に入ったのは、4年生の4月でした。当初は娘もあまり意識が高くなく、カリテの度に心配した私(父)が寄り添って、一緒に4教科の復習をしていたのを覚えています。
娘は、毎回の授業でもらってくる宿題をこなすだけで一生懸命だったようです。
少しでも成績を伸ばしたいと考える私(父)は、それ以上にがんばれないかと考え、上述のように娘のそばで復習を促したり、宿題とは別の課題を与えようとしていました。
しかし、娘に私の働きかけはあまり響かなかったようです。
それでも、少しずつ成績を伸ばした娘は、6年生からMクラスでお世話になることとなりました。
本人もこのことでだいぶがんばろうとする意識が高まったようで、表情もこのときからずいぶんと変わったような気がします。
そうして迎えた夏休み、毎日、娘は午後からの授業だけでなく、午前中は積極的に自習室で過ごすようになりました。
私(父)も母も促したわけでなく、本人が自発的にとった行動だったので、びっくりしたとともにとても心強く感じたものでした。
それと同時に、私も勉強のことで娘に干渉することはずいぶん少なくなりました。
このように自らがんばった成果だったのでしょうか、夏休みの前後で成績は大きく変わり、それまで半ば夢のようだった志望校も“もしかしたら、がんばったら合格できるのでは”と思えるくらいにまでなりました。
秋から冬にかけては、特に本人が受験生であることを意識し過ぎることなく、普通に過ごすことができたように思います。
本人もそれなりに緊張していたでしょうが、1月から始まった一つひとつの入試では自分の力を十分に発揮できたかと思います。
2月1日の志望校の入試には両親が付き添いましたが、試験を終えた娘の表情は、思ったより穏やかなものでした。
そして、その日の夜の合格発表。娘の受験番号を見つけたときの喜び、さらに、成長した娘の姿はこれからずっと忘れることができないものと思います。
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