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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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桜が咲くまで・・・。

  • 年度:2016
  • 性別:女子
  • 執筆者:
優しくてまじめな娘は、他塾のハングリーな雰囲気になじめず、小5の12月頃に日能研に転塾して参りました。

算数が苦手な娘は、A3クラスで少しずつ基礎をふり返りながら、
A4クラスへ上がることをモチベーションにし、3月頃にはA4クラスへと上がりました。
嬉しさもあり、志望校に合格するためにはM1に上がりたいという思いで親子共に復習をして
カリテに臨んだ結果、小6の6月にはM1に上がることが出来ました。
学習量の多さ、速さに戸惑いながらも、夏期講習で午前中自習室に通い、午後から授業・・・と続けて、
夏が終わりました。

・・・が、精神的、肉体的にも辛かったのでしょう。
2学期の始業式から毎朝泣いて、「登校したくない。勉強したくない。」という日々を過ごすことに・・・。
学校の行事(運動会・3泊4日の移動教室・音楽会)を最高学年として責任感を持って運営を手伝い、
受験に向かうのは12歳には過酷だと思われました。

泣いている娘をなだめていくつもりが、時には感情的になり、親子喧嘩になってしまう次第です。
このまま続けさせるのか、やめようか・・・と悩んだりしましたが、どうしても行かせてあげたい・・・、
ならば少し休ませながら、押さえるところは押さえて学習させようと思い、苦手な算数は基礎を固め、
得意な国語の記述を何度も何度も解きました。
理・社のメモリーチェックは休日に・・・、とリズムをつけ、睡眠時間も確保して学習しました。

12月に入ると、あとわずかだという焦りもありましたが、
毎日のように「続ければ結果はおのずとついてくる」と言い聞かせ、冬期講習&合格力ファイナルへ。
M1クラスのメンバーで辛い時は励ましあったのも続けられた理由の一つです。
良い仲間がいるのは素晴らしいことです!

1月30日の壮行会では、室長先生をはじめ、クラス担当の先生、スタッフの方々から、温かい励ましの言葉をいただき、いよいよ2月1日の本命校受験です。
会場入り口で、すぐに親子は離されてしまいます。
振り返った不安そうな娘の顔に胸を締めつけられつつ、
笑顔で、「大丈夫、いってらっしゃい」と送りました。
控え室で待つ間は常に娘の顔が浮かび、その都度、「絶対大丈夫」と心の中でつぶやきながら過ごしました。
日能研の入試アンケートの記入もあって、気が紛れて本当に良かったです。
戻ってきた娘は、「やるだけやった、自分の力は出し切った」と、疲れは出ていましたが、
ほっとした顔をしていました。
親子面接が終わり、息つく暇なく午後受験の会場へ行きました。
2月2日は第二志望校の受験を終了後、家族揃って前日の合格発表を見に行きました。
前夜、日能研ホームページ掲載の解答を見て間違いを確認していたため、
すでに号泣済みの腫れた目でおそるおそる見上げた先に・・・娘の受験番号はありました!
今度は母も娘も嬉し泣きでした。

12歳での受験は、子どもにとっては本当に過酷です。
また、親としても悩みや迷いを抱えながら受験日を迎えます。
子どものため・・・と思い、時に白熱してしまう愚かな親ですが、
子どもと共に泣き、共に笑い・・・そして、家族一丸で臨んだ一生の思い出として残ることでしょう。

室長はじめ、スタッフの皆様、また、素晴らしいクラスの仲間、すべてが娘にとってありがたい出会いでした。
ありがとうございました。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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