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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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大切なこと

  • 年度:2016
  • 性別:女子
  • 執筆者:
日能研に入塾を決めるまで回った塾は5件、資料請求を入れると7件の中から選びました。
その時、大切にした事は「合否の結果だけじゃない物が学べるかどうか」でした。

「勉強って楽しい!自分の力を試してみたい!」と負けず嫌いで頑張り屋の娘は、
受験するからと習い事をやめたり学校の事をおろそかにすることなく、いつも全力。
決して平坦な道ではありませんでした。
受験直前になっても学校を休まず、最後まで通い続けました。

5年生後期で成績がグンと上がりました。本当に頑張っていました。
でも、娘らしさを見失いギスギスしかけました。
6年生では、不安やプレッシャーから成績のアップダウンが激しくなりました。
そんな中で残り100日を切ったタイミングでまさかの利き手骨折。
本当にハラハラの日々でした。

娘の望む、学校の活動、偏差値や順位の結果。
親として譲れない小学生らしい睡眠時間。
目標を達成する為にも「余計なものは削ぎ落として勉強だけに集中して欲しい」
頑張りすぎて「娘らしさや長所が潰れてしまうのではないか」
3年間、いつも葛藤の中にいたと思います。

第1志望の合格発表は掲示のみ。最初に自分ひとりで見たいから少し離れたところで待っていて
欲しいと言われました。娘の番号はなく、大きく手でバツを作りながら「なかった!」
泣きもせず、繰り上げの希望を持ちつつ、ただ淡々と第2志望を頑張ると。

その日の夜、インターネットで発表の第3志望も最初に一人で見ると言いました。
結果は合格!ホッと一安心。

そしてインターネットで発表の第2志望も最初に一人で見ると言いました。
結果は残念。泣きもせず、静かに3年間のチャレンジを終えました。

娘の進学先は第3志望。
何でも1番が好きで、望んだ事はほとんど叶えてきた娘には初めての挫折だったでしょう。
第1志望が叶わなかった娘の気持ちを思うと辛く切なく、淡々と現実と向き合う娘に隠れ
一人で泣きました。

世間から見たら失敗かもしれませんが、受験終了から数日たった今、思うのは
「合否の結果だけじゃない物が学べるかどうか」
「娘らしさを失わないで欲しい。」
ずっと葛藤してきたものが叶っていたと。

第1志望合格だけに走っていたら今の娘はいなかったと思います。
時には、バカなのではないかと笑ってしまうくらいピュアでしなやかで強い娘。
結果よりも大切な物を貫き通せたから、第3志望のご縁だった。
娘を1番活かしてくださる学校。そう心から思い、この栄冠を勝ち取った娘を誇りに思います。

そして、自分の3年間の努力を自分で受け止めた娘を心から誇りに思います。
ひとりで頼もしく掲示板を見つめた背中も、凛としてパソコンの画面を見つめる横顔も、
不安に押しつぶされそうになっていた日々もただ前を向いて歩んできたこの3年間を、
しっかり心に焼き付けていたいと思います。

1月受験からの暗いうちに乗った電車も、大雪の日の入試も、2月からの合否を背負いながら
娘と歩いた切ない日々も、大切な宝物です。

ハラハラする娘らしさを、温かい眼差しで見つめてくださっていた先生方に心から感謝。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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