息子が第一志望の江戸川学園取手中学校に合格しました。
これも日能研の先生方、スタッフの皆様のおかげと感謝しています。
日能研にお世話になったのは5年生の3月からで実質11か月間でした。
それまで別の塾に通っていましたが本人の希望で日能研に変更しました。
入会後最初の公開模試となった3月模試の成績は惨憺たるもので、偏差値は4教科で36、苦手の社会に至っては27という見たこともないような偏差値でした。
学校ではそこそこの成績でしたので、受験の勉強をしていなかったことや日能研の試験のパターンをあまり認識していなかったことも多少の影響もあったにせよ、ギャップの大きさを痛感しました。
中学受験については実力が足りないのは紛れもない事実でした。
春。新学期が始まり運動会も近づき、疲れている時も日能研には通いましたが、家での復習をなかなか習慣化できずにいました。
夏休み。塾以外の予定もこなし、きついスケジュールでした。
朝から夕方まで夏期講習は休みなく行きました。
この頃から本人の学力は徐々に上がってきましたが、なかなか偏差値は上がっていきませんでした。
8月下旬の志望校を決めていく面談の際には、第二志望にしていた麗澤中でもかなり厳しい状況でした。
そんな中でも算数は好きで、さらに先生とも気が合い、どんどん進んで勉強するようになりました。
成績の上昇はゆっくりでしたが、心配はしていませんでした。理科の水溶液・濃度や天体についても同様でした。
一方、国語と社会の地理、それに理科の生物分野はほとんど進歩がみられませんでした。
社会のメモリーチェックの1回目が終わったのは教室で一番最後だったと思います。
秋。江戸取日特と記述式のクラスを追加したので、土日で空いているのは土曜の午前中だけになり、さらにハードになりました。
過去問をコピーして実際の試験と同様の準備はしましたが、少しやってもほとんど提出せず見直しもしないまま、なんとか江戸取日特だけは頑張ってやっていた状態が続いていました。
そこで母親が社会を、父親が国語を担当して家庭学習での強化を図りました。
社会はメモリーチェックやテキストから大事な部分をパソコンに打ち出し&パウチして自学できるようにしました。
徐々に効果が出て地理は少しずつでしたが、現代社会にはとても興味を持ってくれて大助かりでした。
国語は読書の絶対量が不足していたので語彙が足らず、少し難解な説明文になると考えること自体を放棄していたので困りました。
すでに11月も終わろうかという状況です。
そこで取り組んだのは4つです。
1つ目は語彙力の強化です。
クイズ形式の20問の漢字の読み書き・慣用表現・ことわざのプリントを過去のカリテや公開模試、銀本の過去問から抽出して30枚程度作成して毎日1枚を目標にやりました。
2つ目は説明文への慣れです。
銀本の問題で質がいいと思われる題材を親子での同時チャレンジです。
例えば、大宮開成中の大問二だけを25分で解く対決です。対決ですので真面目に取り組んでくれました。
説明文に慣れさせるには一定の効果があったと思います。
3つ目は理解したものを書く力の強化です。
江戸取は最後の最後に配点の高い80字~100字の要約問題が出ます。
過去問を解きながら5分間で文章を読み、100字にまとめる感覚をつけさせるようにしました。
最後は江戸取の問題のパターン認識と答案作成のテクニックです。
これは教えるべきかどうかわかりませんでしたが、完全に江戸取対策でした。
大問が3つあり、三番目の問題の配点が半分近くあるので時間的な余裕がある最初に大問三を終わらせる。
その際、小問一の漢字は同音意義の問題が多いので語彙力強化の漢字クイズに多めに取り入れました。
小問二は接続詞の問題が多いので、「もちろん(確かに)・・・しかし・・・」の呼応のような論理展開のパターンを教えました。
そして上記3つ目のポイントにしていた100字要約問題を開始から30分以内に終わらせて、大問二の説明文に入ることにしました。
これは説明文の方が正解がわかりやすいことが多く、悩む時間が少ないことによります。
最後に大問一の小説です。配点が少なく、その割には読む量が多く、回答は選択のものが多く迷うことで時間を費やすのは得策ではないと考えました。
実際に、全然ダメだった1回目の受験はともかく、2回目・3回目の受験ではこの方法ですべての設問に解答することができましたし、最初の科目の国語できちんと解答できたということは算数以降の科目に臨む気持ちに余裕ができると思います。
そして忘れてはならないのが受験生自身の気持ちです。
親が否定的にならないのは当然ですが、日能研の皆様の激励のレタックスや、まけない鉢巻の言葉を何度も見て、思い出して前向きな気持ちを最後まで維持できたからこそ、結果に結びつけられたと思っています。
受験当日の激励も、寒い中本当にありがとうございました。
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- 今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。