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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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日能研から桜蔭へ

  • 年度:2019
  • 性別:女子
  • 執筆者:
小学校に入学したころから中学受験を意識していましたが、女の子ということもあり、通塾が心配で、通常より1年遅れの5年生から日能研にお世話になりました。それまで、家で勉強していましたが、やはり授業を聴くと良く理解できるようで、メキメキ成績が伸びていきました。

元々、2月2日は豊島岡女子学園中学校を受けたいというのは入塾前から決まっており、2月1日をどうするかと思っていたところ、先生方から桜蔭中学校を勧めていただき、文化祭にも足を運び、娘と相談の上、挑戦することとなりました。

順調に見えた娘の中学受験ですが、6年生になり、成績が停滞し始めます。成績を支えていた得意なはずの算数で大きく点を落とし、偏差値も順位も下がった時期もありました。かなりあせりましたが、とりあえず点数を上げやすい理科と社会に力を入れ、順位と偏差値を上げ、自信を回復することに努めました。
今から思うと、前期日特が始まり、日曜日に遠距離の通塾となり、かなり疲れていたような気がします。同じく後期日特が始まったタイミングでも少し成績が落ち込んだ気がします。

結局、偏差値はピーク時から落ちたものの、なんとか桜蔭のR4を上回ったまま、推移していきました。しかし、桜蔭日特に行くと周りは出来る子ばかりです。国語の添削など、娘の60点弱の点数に比し、90点代を取る子もいました。国語は添削答案をよく読む、過去問を20年分手に入れ、問題文と模範解答を読み比べ、文章のどこから回答を導き出すのか線を引きながら考える訓練を積みました。算数は日特の中でやっていたグループワークの中で解答欄の書き方というのを掴んだ本人が言っておりましたので、信じました。
桜蔭は、合格最低点を公表していないため、最後まで娘の現在地が分からず、本当に受かるのだろうか、無謀な挑戦をしているのではないかという不安を抱えたまま本番を迎えることになります。

試験当日、親と分かれ一人で会場に入っていく娘を見送りながら、後悔のないまでやり切った、結果は一緒に受け止めようと思いました。
試験が終わって出てきた娘の顔はスッキリとしていました。必ず受かるんだという気持ちは答案にぶつけてきたようです。

2月2日、午前中、豊島岡受験、午後はその足で桜蔭の合格発表を見に行きます。朝、試験会場に向かう途中から「どうしよう、どうしよう。」と落ち着かない様子でした。全ての試験に全力を尽くし、合格をもらったところが運命の学校だと言い聞かせ、午後、桜蔭に向かいました。発表時間の15分前に着きましたが、既に人だかりができていました。一枚目の紙が貼られた瞬間、悲鳴が響き渡りました。娘の番号は、三枚目の紙でした。一番下に娘の番号を見た瞬間のことは今となっては、あまり覚えていません。娘は号泣してました。どうやっても成績が落ち込んだまま元に戻らず、苦しくて泣いた日々もありました。そんな中でも頑張りきることができたのは、先生方の励まし、一緒に頑張った教室の友達がいたからだと思います。塾に通った2年間を振り返り「とっても楽しかった。」と言っています。

これから本番を迎える受験生のみなさまどうか、どうしても行きたい学校があるのであれば、後悔のないよう、最後まで頑張り抜いてください。栄冠は必ず、努力し尽くした先にあると思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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