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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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日能研が心の支えになった

祈りをこめた千羽鶴

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
息子は5年の途中から日能研にお世話になりました。
そして、その時から第一志望の学校を決めておりました。
ただ、思うように成績は伸びず、算数の基礎力を高めることが出来ず本番に至りました。
雪の日、2月2日。
緊張している息子の気持ちが感じ取れた私は、自宅から歩いて行ける学校に息子と話しながら体の緊張をほぐそうと必死でした。
歩くこと15分、体も温まり
『後は気持ちと自分の諦めない気持ちだ!!後悔の無いように思いっきり取り組んでおいで。
お母さんはただ、祈るしか出来ないけど同じ建物の中で同じように戦うから!』と言葉をかけました。
学校入り口には、日頃から見慣れている女性の先生。
こんな天気の中、集合時間間近に現れた私たち親子に暖かい笑顔で『頑張って!!』と声をかけてくれました。
学校の中に入り、どの試験でもやってきた握手をして送り出しました。
試験が終わるまで、一番前の席でただひたすら祈りました。こんな時親は無力です。
代わりに受けることも出来ず、当たり前ですが近くで励ますことも出来ない。ただ祈ることしか出来ません。
試験終了後、現れた息子は『有り得ないほど自信がない・・・。』と呟きました。
もうテストを受け直す事は出来ません。
自分の解答と問題用紙を持ち、日能研へ向かいました。彼が一番信頼してる先生に見ていただくことが出来
先生からは『悪くないよ!』と声をかけていただいたそうです。
その声がけで、次の日の試験を受けに行ってる間、本人を抜かした家族全員で息子の結果を見に学校に向かいました。ネットでも参考資料として確認は出来るのですが、あえて現地で確認しようと見ませんでした。
いざ、学校に向かい玄関を入ってすぐ掲示板がありました。
怖くてすぐ見ることの出来ない私をよそに主人はすぐさま確認!
『あった!あったよ!!』と叫びました。
やっとちゃんと確認して、その場に私たち親子しか居なかった事もあり、家族で抱き合い喜びました。
今までの息子の勉強は決して受験生として褒められるものではないです。
でも、最後に詰め込んだ時間は無駄ではなかった。
辛かったと思う、何で12歳でこんなに大変な思いをしなくてはいけないのだろうと思ったと思います。
試験を受けている息子の元へ、家族全員で向かいました。
出てきた息子は、家族全員がいることに驚き、合格発表のことを聞いてきます。
到着するまでの電車で全員で演技をしようと決めていた私たちでしたが、あえて言葉ではなく携帯を渡しラインに編集した合格発表の画像と
『よく頑張ったね!第一志望の合格おめでとう!』と入力した画面を息子に見せました。
ぐっと我慢してた彼の目から大粒の涙が溢れ出ました、
『本当?本当に受かってたの?良かった・・・頑張ってよかった!』と言いました。
その場で日能研にお電話し、真っ先に大好きな先生に合格の報告と、今までの感謝の気持ちを伝えました。
彼の人生の中で、一番辛い、でも達成感のある受験生活。
きっと一生忘れない息子の最高の笑顔です。
皆さんのお子様にもそんな素敵な笑顔を見る瞬間が訪れるように、祈っています。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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