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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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日能研の学習・受験相談
日特、オプション講座を受講して
日能研が心の支えになった

ご縁はあるのかもしれません

  • 年度:2018
  • 性別:男子
  • 執筆者:
5年生で文化祭に行ったとき、「第一志望は麻布にする」と言い出してから、
息子は一度も志望校を変えませんでした。おとなしい息子には、手取り足取り見てくださる学校が合っているのではと、親は勧めましたが、息子は全くぶれませんでした。思えば、おとなしい性格だからこそ、自律して生き生きと輝いている先輩の姿に憧れを抱いたのかもしれません。最後は私たちも全力で応援しましたが、公開模試の偏差値も届いておらず、内心はひやひやでした。

遠方からの受験のため、1月31日から父親とホテルに前泊しました。
2月1日当日の天気予報は雪。結果的に前泊は正解だったと思います。試験を終えて、息子の感想は、「国語の文章がとても面白かった」「算数はいつもよりできたかも」とのことで、自己採点の結果は、滑り込めるかどうかといったところ。直前の日特では散々な点数だっただけに、本人としてベストを尽くせたということに、これでダメならしょうがないと胸を張れました。しかし同時に、もしかしたら合格では・・という欲目も出てしまい、合格発表が近づくにつれて私の気持ちは行ったり来たり。眠れないということが本当にあるのだと実感しました。

そして、いよいよ迎えた2月3日合格発表のとき。午前中別の学校を受験してから
麻布に向かった父親と息子。私は、娘(妹)と二人、家の近くの神社でお参りをしてから、
どんぐりを拾いつつ、携帯電話を握りしめて着信を待ちました。

14:30過ぎ、発表は事前の情報通り少し早まって、発表直後に着信がありました。
ここへ来て情けないことにおじけづいた私は、電話に出たはいいものの言葉を発せず、無言。
次の瞬間、息子の、「もしもし?何よも~(笑)。あったよ!!」という明るい声が
聞こえました。後から聞くと、息子は、受かると信じていたそうです。
いつの間に、こんなに強くなったのだろう。信じる力が合格へと導いてくれたのかもしれません。

最後に、ちょっと不思議なお話を。発表当日の午前中のこと。もし不合格だったときにはすぐに併願校のどこに手続きをするか、選択を迫られる予定でしたので、冷静なうちにしっかり考えておこうと思い、色々とノートにまとめていました。ところがうっかりノートにコーヒーをこぼしてしまい、書き直しに。
しばらく経ってまた再開したときには今度は娘がノートに水をこぼしました。
そのとき一瞬、「その作業は必要ないんだよ」と誰かに言われている?と頭をよぎったのです。
根拠のない余談ですが、思い出に書いてしまいました。

私たちは、日能研の授業とテストだけで合格をつかみました。教室、日特の先生方には感謝しかありません。これから受験を迎える皆様もどうか、ご自分の選択を信じ、自信をもって志望校のドアをたたいてください。がんばれ!
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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