第一志望校の合格発表当日、午前中は他校の入試だったため、午後から発表を見に行きました。
いつもどんなときもあまり緊張しないタイプの息子ですが、さすがに、発表を見に向かっている途中、発表を見てきたであろうほかの受験生や保護者の方の泣きはらした顔、喜びにあふれんばかりの表情を見て、「自分も帰り道、どんな顔で帰ってくるかな」と心配そうに言っていました。
実際に合格発表の掲示場所まで行くと、階段の途中で「あった!」と息子の声が。
私は心臓破りの坂を上がったため、階段ではもうフラフラでしたが、嬉しさのあまり頭の中は真っ白。
とにかく忘れずに、早く合格の書類をもらわなくては、ということしか考えていませんでした。
書類をいただいて、一段落して息子が一言、「泣いている子を見ちゃったから、嬉しくて爆発しそうだったけど、なんかあそこで嬉しそうにするの悪いかな、と思った」と。
あの場面でほかの人のことも思いやれるなんて、成長したな、と感心しました。
しかし、いつも外では飄々としている息子は、帰りの駅のホームでは踊っていました。
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