日能研にお世話になり始めたのは、息子が小学3年生になる歳からでした。
きっかけは、友人による勧め。
当初中学受験は全く考えていなかったのですが、
「毎日、学習をする習慣」をつけるために、入塾することにしました。
3年、4年の2年間は、私もどうフォローすれはよいのか全く見当がつかず、成績も低迷していました。
5年生になり、これまで勉強に関し全く関わりを持たなかった夫が学習に関わるようになり、本人の意識が変わってきたように思います。
今思えば、彼のターニングポイントは、5年生の夏休みでした。
とにかく「本科の教科書のうちの基礎部分をすべて頭に入れること。」を目標に、夏休みは毎日1時間~3時間を自宅学習の時間に充てていました。
すると、自ずと定期テストの成績も上がってきたと記憶しています。
6年生になって、「これ全部網羅できるの??」と思うほどの量のテキストを前に戸惑いましたが、日能研の勉強の仕方は、前年やった各教科の同テーマを深く掘り下げて繰り返し行うやり方。
だから、量に面食らわず、一つずつクリアしていこうと、コツコツ頑張りました。
母親がしっかりしておらず、学校見学も6年生になってから始めましたが、高望みした目標設定をせず、息子が背伸びしないで、部活に、勉学に楽しく6年間を過ごせそうな学校を志望校に選びました。
もともと宵っ張りでしたので、6年生になり朝方の勉強に切り替える努力をしましたが、どうしてもうまくいかず、結果、毎晩11時まで学習、それから入浴、就寝、朝はゆっくり7時起きの生活に戻しました。
日特は難関校を勧めていただきましたが、息子の性格を考え、市川東邦日特を受講、そのまま受験対策につなげました。
秋からは、とにかく受験する学校の過去問をやり続けました。
東邦、市川中を希望していたので、それぞれ2回ずつ過去5年分はやり、間違えた問題は、何度もやり直しました。
万全の対策を備え、1月の受験に臨みましたが、結果、市川中学に不合格。
最終的に第一希望であった東邦中学に合格を頂けたので、そこで私達親子の受験は終わり。とホッとしたことを覚えています。
ただ、市川に落ちた事実は、親子共に「きっと後になって後悔する。」と思い、リベンジを誓い、進学先には選びませんでしたが、市川後期受験で合格を頂くことができました。
この受験を終えて、嬉しかったこと。
個人の主張が薄かった息子が、不合格した学校にリベンジすると言ってくれたこと。
一番最後の試験科目、最後の科目で、心から「楽しい」と思って試験に臨み、終了後一言「気持ちよかった!」と笑ってくれたこと。
この4年間、息子なりに大きく成長してくれ、とても頼もしく思うと同時に、この受験体験を通して学んだ勉強のやり方を、これからの学習に繋げて行ってもらいたいと望んでいます。
最後になりましたが、本当に良い先生方に巡り合えたことが私達親子の財産だと思っております。
心より御礼申し上げます。
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