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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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信じられない!! 粘り勝ち!

  • 年度:2018
  • 性別:女子
  • 執筆者:
1日の第一志望の合格発表、パソコンで娘の番号を見たとき、本当に信じられず、間違いでないか、複数枚コピーした予備の受験票を引っ張り出した程でした。

1月受験では、偏差値が志望校より数ポイント低い学校の不合格が続き、娘は動揺し気持ちを立て直すのがとても大変でした。
塾にももう通いたくない、受験も辞めると、泣いていました。
もともと、プライドが高いのか幼いのか、模試で悪い点数を取るだけで大騒ぎして泣いて落ち込み、通塾もできなくなるという、対応に苦慮する子でした。
夏休み頃までは、第一志望には手が届かないまでも、まぁ頑張れば何とかなりそうな成績で、2学期の伸びを期待していました。
が、志望校別の日特が始まり、少しした頃から、もともと不得意だった算数が志望校内平均で10点~20点下回るようになり、11月のクラス替えでは、下のクラスに落ちました。
益々「算数が嫌だ。嫌いだ。やりたくない。」と感情的になり、算数の勉強が大変になり、何度も算数強化のポイントや方法を学習アドバイザーの先生に相談しました。
それまで親は娘の勉強にほぼノータッチでしたが、単純な計算ミスが多い娘は、他の教科の勉強の忙しさを理由に、「計算と漢字」をこれまでやらないか、いい加減にやっていたことが判明しました。
このままでは受からない、と親もはっきりと認識し、気持ちを入れ替え、娘に関わるようになったのが、成績が落ちて伸び悩み始めた10月後半から11月でした。
見かねた夫も算数を見てくれるようになりましたが、もとは自分のペースで勉強してきた為、あれこれと言われることや、教わるのを嫌がります。
反抗期とも重なり、夫は幾度となく反発する娘と対立しました。
11月12月は「あと3か月早く始めていたら・・・」と夫も絶望的に思っていたようです。
それでも、他の教科も並行しなければならない中で、コツコツと夜遅くまで勉強する娘の姿は健気でした。
しかし12月23日の最後の全国公開模試は、入塾以来とったことがない、最低偏差値を更新。
国語と算数が特に悲惨で、第一志望は再考、その学校と10ポイント近く差がある第二志望校も、努力。
親も真っ青になりましたが、娘は本当に辛かったと思います。

アドバイザーの先生からは、全国公開模試よりもF256テストの結果の方が重要と言われ、その後3回のF256テストも頑張り、親は祈る気持ちでしたが、他の教科は多少良いときでも、算数だけは常に平均を10点~20点下回りました。
取れる問題を落とす、ケアレスミスをする、というのが娘の課題でしたが、それも実力のうち。半ば諦めつつも「算数をやろう。算数をやれば受かるから」と娘を励まし、アドバイザーの先生の用意してくださった志望校別銀本の抜粋問題を、必死にこなしていきました。
どうしても結果が見えない中で、それでも計算と算数の抜粋問題に黙々と取り組む娘の姿には、胸が詰まりました。
1月受験の失敗で、焦ったと本人は言っています。
抜粋問題は提出をしますが、スピードアップを図り、もらった翌日には提出し、次をもらいまた提出することを、30日の壮行会当日まで繰り返しました。
1月も攻めの姿勢で粘り強く、弱点強化に取り組み、1月31日も本人が必要と判断した算数ツールを解き、普段通りの勉強量をこなしていました。

しかし1日午前の本命は、算数の『速さ』ができず、途中で分からなくなってしまった。それを引きずり社会もできなかった。
国語はできたと最初は言うも、学校で配布された模範解答を見せると、記述の要素が違っているみたい。国語もできなかった。に変わり、親も絶望感を抱きました。さらに1日の午後受験は疲れてしまって集中できず、どちらの教科も出来た気がしないと、弱気発言。両校落ちたと思い、塾のアドバイザーの先生に話すと、客観的にできなかったところが分かっているのだから、次に活かしましょう。と前向きに捉えてくださり、その日は2日受験の試験問題を受け取り帰宅しました。が、2月1日午後の受験校はその夜、受かっていることが判明。午後受験の合格を受け、2日受験校の出願を新たに行い試験に臨みました。が、第一志望校の結果が気になり、悲しく暗い気持ちになり、理科が難しくこちらも落ちたと思う。との感想の娘。
しかし、1日午前の第一志望も2日受験校も、結果全て合格をいただきました!!
諦めずに、コツコツ、自分を信じて取り組み続けることが大事であることを痛感しました。
辛くても、偏差値が届いていなくても、どうか、諦めないでください。

小学校ではインフルエンザが流行り、1月29日には学級閉鎖になり、危機一髪でうつらなかったこと。
妹もお友達の発表会や習い事の外部練習等、周囲でインフルエンザが蔓延した中で奇跡的にうつらなかったこと。
危ない綱渡りをしながら、不思議な偶然を潜り抜け、合格に向かって細い道が繋がったという感じがしてなりません。

諦めずに、最後の最後まで伸び、合格をつかみました。
日能研の先生、学習アドバイザーの先生に本当に感謝しています。
こういう例もあります。
受験生とご家族のみなさんへご参考にしていただければと思います。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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