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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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怒涛の3日間~あきらめなかった娘~

  • 年度:2017
  • 性別:女子
  • 執筆者:
娘の第一志望校はR4で50ですが、2年間頑張っても娘の4科目平均偏差値は45くらいと足りないままでした。
しかも、12月4日の日能研全国公開模試では苦手な算数と、得意だった社会も足を引っぱり、算数の偏差値は37!!
これは50点満点?!いえいえ、150点満点だよね?と、一人心の中でボケツッコミをして苦笑しました。
このままでは第一志望どころか第二、第三志望も合格できないのではないかと悩み、担当スタッフKさんに相談したところ、Kさんは、クラス全員に課題で出した算数問題を娘が真面目に取り組んでいる事をほめてくださり、「心配はありますが、志望校は変えずに進みましょう」という話になりました。
算数のW先生にも相談して、夏期講習の計算と一行題をもう一度やり直す事にしました。

この時すでに12月中旬で、残す模試も12月23日のみ・・・。娘は本当に毎日コツコツと、文句を言わずに課題に取り組みました。
12月23日の結果は前回より良かったものの、あまり変わらず合格判定は「努力」のままでした。
本当に志望校は変えないのか、娘に何度聞いても答えは「うん」でした。
不安が残ったままでしたが、いよいよ受験本番が始まってしまいました。

2月1日当日、主人が「今日の結果は合格でも不合格でも娘には教えない。もし2月2日の第二志望に合格できなかったら、2月3日は第一志望の再チャレンジはさせない」と言い出しました。娘にはプレッシャーがあったと思います。それでも娘は冷静で、「わかった」と言って、2月1日入試がに向かいました。
結果は、不合格・・・。問題を持ち帰っていたので算数を解き直すと、19問中11問はマルで、娘にしてはよく健闘したなと思った反面、国語や理科が難しく、おかしな話ですが、納得の不合格でした。
それでもまずは無事にチャレンジできて本当に良かったと思いました。

そして翌2月2日の朝、私は母としてある失敗をしてしまったのです。
このまま、第一志望校の結果がわからないまま、受験に臨むのも気になるだろうと、主人の言いつけに背き、娘に「昨日ダメだったよ」と伝えてしまいました。
第二志望校に向かう途中で、急に聞かされた娘は「ダメだったんだ」と明らかに落ち込み、少し涙ぐんでしまいました。
あ、失敗したかも・・・と思いましたが、時すでに遅し。
何とか「今日はきっと大丈夫、大丈夫」とはげまして、学校に着くと、入口に、いつもお世話になっている算数のW先生の姿がありました。
娘は先生と握手しながら「大丈夫、きっと出来るよ」と言ってもらえて、笑顔が戻りました。
この時の私は心の中で、「先生ありがとうございます!!」と叫んでいました。
娘があきらめずに頑張っているのですから、私もあきらめるわけにはいきません。母として、スイッチが入ったのは、この時くらいからでした。遅いかもしれないですね。
娘が受験している間に自宅へ戻り、夕食のお弁当作りをしました。

2日目、すべての試験が終わって、娘と会ったのが夜の6時位でした。それからお弁当を持たせ、日能研へ自習に向かわせました。
娘にしてみれば、翌2月3日は、第一志望を再チャレンジしたいけれど、今日2月2日の試験、合格がもらえるだろうか・・・という不安があったと思います。
日能研に着くやいなや、担当スタッフKさんはじめ、社会のT先生、国語のI先生に取り囲まれ(笑)、同じクラスの仲間のU君に「どこも受からないわけないよ。ゼッタイ受かるよ」と励まされ、私が知らないところで娘は、先生方や仲間と絆を育んでいたのだなと心強く感じました。
結果、2月2日の第二志望校からは合格をもらえました。
さすがに娘も合格の文字を見て涙ぐみ、「良かった~」を連発。
きっと不安だったろうな、頑張ったね、と存分にほめて、さあ、いよいよ、これで2月3日は第一志望校の再チャレンジ!と気持ちを切りかえました。

不思議な事に、2月3日は全く緊張しなかったそうです。
それに苦手な算数も「バッチリ、ひらめいて解けた」という心強い回答でした。
やるだけやった、やりつくしたという満足感が残りました。

振り返ると、主人や私がいくら感情的になって「これじゃ落ちるよ」と言っても、娘の心は折れる事なく、計算と漢字、メモチェなどの課題を毎日ひたすら真面目に続けていました。
続けられたのは、日能研の先生方や仲間が楽しかったからだと思います。
楽しいと言うと「遊びの場じゃない」と怒られたそうですが、楽しみながら学ぶ場所としては、娘に合っていたのだと思います。
そして、その結果、娘は第一志望校に再チャレンジして、見事、「合格」をもらいました。
あきらめずに受験した娘をほめたいです。
また、お世話になった先生方、仲間、スタッフの方々にも心から感謝申し上げます。
ありがとうございました。
(乱文乱筆失礼しました)
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