2月4日、娘の中学受験を支える日々に終止符がうたれました。
今は少しずつ次のステップへ向けて平常を取り戻しています。
娘が本格的に中学受験をする意志を示し始めたのは小5のころです。
私学フェアなどへ行き、いろいろな学校の紹介を聞くなかで、
自分が行きたいと思う学校に進みたいという気持ちが出てきたように思います。
親からみると学力的には心配もありましたが、娘は自分のペースで真面目に取り組み、
目指す学校も本人の学力相応のところを選んでいました。
順調に進むかと思っていたのですが、試験日前日から高熱を出し、
2月1日、2日は40度以上の発熱が続き、中学受験は諦めようかと思いました。
予定していた試験最終日の2月4日、朝起きたときにはまだ38度以上の熱があったのですが、
本人は諦めがつかなかったらしく「行くだけ行く」と言ったため、
解熱剤を飲ませて学校までタクシーで向かいました。
学校に到着したときには
「もうここまで来ただけで十分だから、あとはやれるだけやってきなさい。具合が悪くなったら先生に言いなさい」と言って送り出し、保健室で受験しました。
タクシーで向かう途中、タクシーの運転手さんが娘の様子を心配してくれたため事情を話すと、
運転手さんの姪御さんが都立高校を受けたときに、インフルエンザにかかり熱にうなされていたのだけれど、
経済的に都立一校しか受けられないから必死で受けて合格したという話をしてくれました。
娘とそのときのことについて話していないので娘がどう受け止めたかわかりませんが、
娘を励ましてくれていたのと同時に、受けられる余裕があるだけでも恵まれているということを言われていたように思います。
受験は、学校や習い事と一緒で、楽しいことも苦しいこともありますが、
すべて合わせて、人生を広げるものの一つと娘が考えてくれたらと思います。
幸いなことに結果は合格。最後まではらはらさせられた一週間でした。
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