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親と子の栄冠ドラマ -中学入試体験記-

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1月受験のススメ

  • 年度:2016
  • 性別:女子
  • 執筆者:
定刻になり、パソコンの前に座る娘と私。
R4は超えているし、出来はイマイチだったと言っていたけど、合格最低点は低めだし、まぁ何とかなっているでしょ。
軽い気持ちで受験番号とパスワードを入力し、Enterキーを押すと、そこに現れたのはとてもシンプルに「不合格」を告げる文字でした。

そういえば、あの日は、娘も私もどこかフワフワしたような落ち着かない感じでした。
娘が大好きなラーメンを朝食に作ったのですが、私が派手にこぼしてしまい、こたつ布団がびっしょりに。
そのせいもあって、家を出る時間が予定よりも20分遅れてしまいました。
集合1時間前に着く予定でいたので、それでも余裕を持って到着することができましたが。
「楽しんでおいで!」と送り出した受験会場から帰ってきた娘の第一声は、
「楽しんできたよ! 理科の時間に、テントウムシが飛んで来てね・・・♪」
テスト中だというのにテントウムシを机の上で捕まえ、挙手して監督の先生をお呼びし、テントウムシを託したそうです。先生が潰してしまわないか、気が気でなかったとか。

後日、応援に来て下さった日能研の先生に伺ったところ、受験会場に入る時は「右手と右足が一緒に出ているんじゃないかと思うほど硬くなっていた」そうです。
過度に緊張したり、集中できず、いつもと違うペースのままで初めての入試が終わってしまいました。
1科目めの国語の不振を引きずってしまったのも、敗因の1つだったようです。

不合格は娘も私もショックでしたが、入試は落ちることもあるという当たり前の事を1月の早い段階で経験できたのは、その後の受験に大きくプラスになりました。
それ以後は、私が朝ご飯をこぼすこともなく、娘は科目毎の頭の切り替えもしっかり出来、リラックスした状態で4教科を最後まで解き切ることが出来ました。(テントウムシには会いませんでした。)

1月受験を教室の先生から勧められた時、どう考えても通えない学校まで何校も受ける必要があるのか疑問でした。
その受験料があれば、上カルビが何人前食べられるのだろうか、ラーメンならば全部乗せでも一体何杯?と不謹慎なことも頭に浮かびました。
しかし、入試本番は全く違う空気になるものです。
お住まいの地域にもよると思いますが、スケジュール的に可能ならば、「お試し入試」をしっかり経験した上で、行きたい学校の入試に向かうのは非常に意味のあることだと思います。
先生の仰る通りにして、本当に良かったと思います。

娘は、その1校以外は全勝で終える事が出来ました。
そして、以前からの第一志望だった、学食でラーメンが食べられる豊島岡女子学園に進学します。
今後も寄せられたドラマを、各カテゴリーに随時アップしていきます。
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