
2012年3月掲載 茗溪学園中学校[社会]
◆日能研がこの問題を選んだ理由
これまでも新エネルギーによる発電に関する問題は、いつかの学校で出題されてきました。多くの問題では、「新エネルギーが普及しない問題点」を答えるものでした。茗溪学園の問題では、そこからもう一歩前に踏み込んで、これまでの発電と新エネルギーによる発電を比べた上で利点を考え、普及に向けて動くために政府としてどんなことができるのかを考える問いになっています。新しいものが広がっていくためには、利点や欠点をふまえた上で、欠点を上回る利点が必要になります。この問題によって、日本の発電やエネルギーに関する現状と今後について、子どもなりに考え続けるきっかけとなると感じました。
このような理由から、日能研ではこの問題を□○シリーズに選ぶことに致しました。
◆日能研による解答例
●問1で太陽光発電と答えた場合の解答例
[問1] 太陽光発電
[問2] 太陽光発電では太陽光があるかぎりエネルギー源も無限にあるという点
[問3] 使用済み燃料の処理が必要ないという点
[問4] 企業や家庭、学校が屋根に太陽光パネルをつけるための補助金を出したり、パネルをつくる企業がもっと安くて長持ちするパネルをつくるための開発に対する援助をしたりする。
●問1で地熱発電と答えた場合の解答例
[問1] 地熱発電
[問2] 発電の時に出る二酸化炭素の量が少ないという点
[問3] 発電をおこなう時に放射線が出るなどの危険がなく、比較的管理がしやすいという点
[問4] 広い敷地が必要だったり、発電所を建てたい場所が温泉地だったりするので、政府が土地を確保する手伝いや手配をする
●問1で風力発電と答えた場合の解答例
[問1] 風力発電
[問2] 化石燃料の価格は変動し発電にかかる費用の変動が大きいが、風力発電は発電にかかる費用の変動が小さい
[問3] 風を発電に使用しているので、燃料を輸入にたよらなくてよいという点
[問4] 騒音問題や景観をこわすなどの問題を解決するため、建設用地の確保や近くに住んでいる住民への補償をおこなう
◆日能研による解説
この問いでは、流れに乗ることで[問4]にむけて思考の整理がおこなわれていきます。[問2・3]では、新エネルギーによる発電方法についての利点を「火力・原子力」発電と比較しながら説明していくものです。「二酸化炭素の排出量」「発電に必要となる燃料」に関する内容が比較しやすいといえるでしょう。[問4]では個人でできることではなく、政府でできることが求められています。普及にむけて課題となっていることは何か、それに対してどんな対応ができるのかを明確にすることで書きやすくなるでしょう。
学校の出題意図インタビュー
問題の内容につきましては、PCサイトをご覧ください。
シカクいアタマをマルくする。(PCサイト)
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