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出題校にインタビュー!

2014年 城西川越中学校【社会】

城西川越中学校の社会におけるアドミッション・ポリシーを聞いてみました。

2.いろいろな問題形式で正確な知識が身についているか試す

「漢字指定は正確な知識を身につける一環」

問題用紙の注意書きに、「漢字で書くべきところは、漢字で解答しなさい。」とありますね。

須田先生 それは知識を確実に定着させてほしいというねらいがあり、入学してからも重視しています。歴史の小テストは、間違った漢字を使い続けることがないように、国語科の教員のような厳しさで漢字の正誤をチェックします。面倒くさがらずに正確に書く習慣が身につくには中2ごろまでかかります。

ここまで徹底するのは、考える土台となる正確な知識を身につけるためです。生徒にはよく「基礎力は、簡単なことを指すのではなく、知識と知識を組み合わせたり、問題を考えるために必要な力だよ」と言っています。漢字の指定がない問題も、基本的には漢字で書いてもらいたいですね。

社会科/須田 信之先生

社会科/須田 信之先生

「文章正誤問題は、論理の誤りを見抜ければ正解にたどりつける」

また、文章選択で正誤を判断させる問題が多いように思います。

須田先生 正確な知識が身についているかどうかを判断するには、答えを直接書かせるパターンと、正誤問題でみるパターンがあります。知識をあいまいではなく正確に覚えれば、文章選択問題でも「ここが違う」ということが見抜けるようになるでしょう。

本名先生 今回、社会保障制度改革国民会議の報告書の内容として誤っているものを選ぶ問題を出しましたが、内容そのものを知らないと答えられないわけではありません。文章の論理の誤りを見抜ければ正解を選ぶことができます。単に知識を聞いているのではなく、文章を理解する力を見たかったのです。例えば、「日本の社会保障は、保険料未納者が増えているので、安定した雇用の実現が課題である。」という選択肢は、正規雇用者が増えれば、保険料が給与から天引きされ、未納も少なくなるだろうと考えられるので、論理的に正しい文章だと判断できます。

「記述問題は文の前後の因果関係に注意しよう」

本名先生 記述問題は、できるだけ点数をあげようと思って採点していますが、一部が正しくても結論が逆になっていたり、因果関係が崩れている答案は評価できません。前半と後半で逆のことを述べている答案は結構あります。

須田先生 記述問題では、論点をつかむ力、つまり設問文から出題の意図を読み取れるか、関連する知識を持っているか、自分の考えを表現できるかといった力が求められています。

記述問題の解答を見ると、知識を踏まえて答える問題はよく勉強していると感じますが、自分の意見を述べる問題は苦戦しています。

本名先生 合格を勝ち取るために知識を覚えるのは間違ったモチベーションではないと思いますが、入試のための学習になっている受験生も見受けられます。物事に主体的に関わろうというモチベーションがあれば、知りたいと思うでしょうし、もっと勉強しようと思うでしょう。このように主体的に問題に取り組めるお子さんに入学してもらいたいと思っています。

城西川越中学校

インタビュー 2/3

城西川越中学校

城西川越中学校高校が1972(昭和47)年に城西大学付属川越高等学校として開校。1992(平成4)年に中学が城西川越中学校として開校したが、校名からもわかるように城西大学付属となっていない。これは中高一貫の進学校として邁進していくという学校側の決意の表れである。

中学1年・中学2年では校是である「報恩感謝」のもと、基礎学力の充実と基本的な生活習慣の育成をはかるために「決められたことをキチンと行う、ものごとを自分で計画し実行できる、忍耐強く頑張りがきく」を目標に指導している。生活指導は「力まかせ」ではなく「心で接する」ため、先生と生徒の信頼関係は厚い。まじめで誇張のない学校の姿勢、勉学と運動のための緑多い広い空間、掃除が行き届いた清潔な校舎など、学校の方針は着実に生徒に浸透していることがうかがえる。

校地は入間川に接し、河川敷にサッカー場、野球場、陸上競技場の他に、テニスコート4面など近代的な施設・設備が整っている。また、隣接する「けやきくん農場」では、ジャガイモ、大根の栽培や、田植えを体験することができる。6月と10月には収穫祭も実施。食堂は座席数も多く、人気No.1メニューは日替りラーメンとか。

難関大学に現役合格できる「ゆるぎない学力」を養成する。毎朝15分間の英語リスニングや毎週の小テスト、昼休みや放課後の個別指導など、面倒見の良さは学校の自慢。個人の学力に応じ、オリジナル副教材やプリントも多用。基本となる英・数・国の時間数を多くとり、中学3年・高校1年の英・数・国は習熟度別、英会話は中1から少人数制。夏・冬休みには、講習会も開かれる。高校2年から文系・理系コースに分かれ、外進生とは高校3年の選択授業で混合。卒業生の多くは難関・上位大学へと進学し、活躍が目覚しい。

クラブ活動の参加は任意だが、加入率は90%と高い。中学校の運動部は10、文化部は8のクラブがあり、特にサッカー、ラグビー、テニス、バスケットボール、野球などが盛んで、ユニークなロボットエコカー部もある。また、地域貢献にも力を入れ、学校行事だけでなくボランティア活動などを通して、人間性を育む。全国大会優勝実績もある有志の和太鼓サークルもボランティア活動の一環としてスタートしたもの。

スピーチコンテストや、毎月最低1冊の本を読んで感想文を書く「リーディングマラソン」など、教科とも関連した取り組みも行われている。林間学校、アメリカンサマーキャンプ、体育祭、京都・大阪方面の修学旅行、スキー教室などのほか、高校1年ではカナダへの海外研修もある。制服はビンテージネイビーのボタン詰襟タイプ。

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