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解答と解説

2014年 城西川越中学校【社会】
日能研がこの問題を選んだ理由

社会保障制度の充実はすべての日本人にとって重要な課題なのに、なかなか改革が進まないのはなぜでしょうか。その理由を、表から読み取れる情報をもとに考えて説明する問題です。若い世代の投票率が低く高齢者の投票率が高いことは比較的容易に読み取れますが、その事実と改革が進まない理由を結びつけて解答するには、ことがらどうしのつながりや因果関係を筋道たてて把握する力が欠かせません。そういう意味で、ベースとなる知識だけでなく、その場での論理的思考力を試すことのできる問題だと感じました。また、理由にとどまらず、その解決策までを求めることで、現在12歳の子どもたちにも、社会保障制度の未来を「自分のこと」としてとらえてほしいというメッセージがこめられていると考えました。

このような理由から、日能研ではこの問題を□○シリーズに選ぶことに致しました。

日能研による解答と解説
[解答例]

年金を受給する世代の投票率が高いため、政党や立候補者が高齢者の受給額を減らすような改革は提唱しづらくなるから。

(どうすれば良いか)
世代間のバランスのとれた社会保障実現のために若者が投票にいく必要がある。

[解説]

社会保障制度の充実について日本がかかえる最も大きな課題は、財源が足りないこと。そして、現状の財政状況では制度の維持が難しいことです。今後、長期にわたって社会保障制度を維持していくためには、幅広い世代が連帯して改革を進めなければなりません。しかし、政治に反映されている声は、その多くが高齢者のもので、若い世代の投票率が大変低くなっていることが表からわかります。これから数十年後、自分たちが社会保障制度の助けを必要としなければならなくなったときのために、今どうするかという若い世代の視点が必要なのに、それがないのです。また、すでに社会保障制度の恩恵を受けている高齢者の世代は今の制度を積極的に変えたいとは思わず、政党や立候補者も高齢者の不利益になるような改革は言いだしにくいでしょう。これらのことから、改革を進めるためには、若い世代の「政治への無関心」や「政治への無力感」をなくし、投票をうながす必要があると考えられます。

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