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出題校にインタビュー!

2013年 大妻中野中学校【算数】

大妻中野中学校の算数におけるアドミッション・ポリシーを聞いてみました。

電子黒板の活用について伺いました


野村先生 数学科よりも英語科、国語科、社会科のほうがよく使っていまして、ほぼ毎時間、使っています。英語の教科書に載っている文章や、漢文などは全部ここに映し出せますので、板書する時間や手間を省けるんですよね。

すべてが可動式になっていまして、普通の黒板も使えます。

専用のタッチペンがあり、全教員に配布されています。このペンがパソコンのマウスの役割も果たしてくれますし、文字を書いたりすることもできます。

教材フォルダを開きますと、各教科、各先生のフォルダが入っていますので、そこから出して使うことができます。個人のiPadをつなげることもできます。



大妻中野中学校 大妻中野中学校


数学科ではフリーソフトを使用。教員もそれぞれ作っていて、「こんな教材があるから使って」というように、声をかけ合って、互いにシェアしています。

例えば、図形やグラフの変化を見せることができるので、入試問題の解説などで重宝しています。

これは今年の千葉大学の入試問題です。トロコイド(円を転がした時に、ある定点が描く曲線)ですね。電子黒板だと、簡単に円を動かせるので、わかりやすいんですよね。

入試問題の解説(授業)は、動画で撮って、パソコンにアップしているので、生徒はいつでも見ることができます。

こうすると、サイクロイドに変わるというように、動きのあるものを次々に見せられるというのが便利なんですね。

大妻中野中学校 大妻中野中学校


田口先生 今、1年生は比例、反比例をやっていまして、図やグラフを正確に写すという訓練をしています。高校生になった時に、自分で描けないといけないので、中学生には、教科書を閉じたまま、電子黒板で図を見せて、x軸、y軸を取り、図を写しなさいというような活用をしています。まず描いてみると、教科書に書いてあることがわかるんですね。その上で問題をやってみよう、という感じで進めています。

電子黒板だと、こちらが提示すれば、教科書を開かずに、ノートだけで作業ができるので、方程式の文章題にしても、関数のグラフにしても、有効活用できていると思います。まず目でとらえられるので、一斉に作業できるのはいいですね。1時間まるまる使うのではなく、メリハリをつけて行っています。



大妻中野中学校 大妻中野中学校


諸橋先生 電子黒板を導入する前は、果たして活用できるのか、という危惧もあったのですが、今では、これがなくてはやっていけないような感じになっています。校長が全教室に入れるという決断をしたことがよかったと思っています。電子黒板委員会を作り、研修なども行っています。

野村先生 本校のサイトにアップしている生徒用の動画は、クラブ活動などで放課後講習に出られない生徒が、自宅で見られるようにアップしています。土曜講座や放課後講習など、実際に生徒の前で行った講義を撮影している場合が多いのですが、中にはアップするために撮影した講義もありまして、全部で150くらいあります。

今は大学の入試問題解説が中心です。大学の入試問題もプリントアウトできます。解く時間の目安なども記してありまして、解答も随時見ることができます。自分でできる生徒はいいのですが、わからないという生徒は、クリックするとユーチューブに飛んで、私の問題解説の講義が見られるようになっています。

今後は、中学生が活用できるものも増やして行く予定です。かみ砕いて、丁寧に教える講義を増やして、自宅でお父さん、お母さんとともに学習できるようにしたいですね。

また、入試問題説明会の模様も学校のサイトにアップしていますので、ぜひご覧ください。

電子黒板の導入により、さまざまなアプローチができるようになりました。失敗もありますが、先駆けて取り組むことにより、ノウハウなどもつかめてきます。よりわかりやすく、ということを意識するので、我々教員も勉強にもなりますから、積極的に取り組むことが大事だと思います。

大妻中野中学校 大妻中野中学校

インタビュー 4/4

大妻中野中学校

大妻中野中学校1941(昭和16)年、佐藤奨学学園・文園高等女学校として設立。1971年に大妻女子大学の傘下となり、大妻女子大学中野女子高等学校と校名を変更。1995(平成7)年に中学を再開し現校名となる。2008年に高校募集を停止。完全中高一貫校へ移行。

「学芸を修めて人類のために」という建学の精神を掲げ、「人間としての自律」を目指し、「より良い社会の創造に貢献できる女性」「気品ある女性」の育成を教育目標とする。6年間一貫教育の中で、学力向上・躾の徹底・豊かな情操の調和を大切にした教育を実践している。

中野駅からブロードウェイを通り抜けた先の静かな住宅地に位置する。2011年9月新校舎(第1期棟)利用開始。8階建て高層棟には芸術、技術家庭、理科の特別教室と新図書室、EMセンター(PC50台)がある。普通教室も含めて、全教室に電子黒板が設置され、全国的に見ても先駆けとなるPC、Web環境を利用した授業が行われている。至近の杉並にもグラウンドがある。昼食は弁当販売があり、パンの自販機が2台設置されている。2013年3月に第2期棟(4階建て中層棟)工事が終了し、新体育館、400名収容のカフェテリア、中学生普通教室が全て完成した。

2005年から「進学重視型中高一貫大学付属女子校」へと転換。2011年卒業の中高完全一貫1期生は優秀な進学実績をあげ、今後もさらなる飛躍が期待される。2008年からアドバンスト選抜入試を開始。「より高い目標にチャレンジする精神と学力の育成」を目的としたクラスを中学1年次より設置。2010年にはアドバンスト選抜入試を2クラス募集とした。

さらに、海外帰国生入試(31名募集)も10年目を迎え、英語教育研究校として充実した教育体制を構築している。中1~2年次にアドバンストクラス2、海外帰国生クラス1、コアクラス(4科目一般入試)3というクラス編成を組み、中3~高1年次には帰国生を核とした英語ハイレベルクラスを設置。高2年次からは志望大学・学部にあわせたコース編成を行い、国公立難関私立大学を目標とするアドバンストクラス、難関私立大学を目標とする文系・理系ハイレベルクラスを設置する。フランス語の授業も選択でき、フランスとの短期交換留学も行われている。

毎日卒業生がチューターとして勤務。生徒たちの学習支援に大きく貢献している。希望者・選抜のスーパーサイエンス講座・スーパーイングリッシュ講座も設置。

宿泊行事(中1:オリエンテーション、中2:環境学習旅行、中3:平和学習旅行、高1:オリエンテーション、高2:歴史文化旅行)、文化祭、体育祭、芸術教室、合唱コンクールなど全ての行事が、6年間の教育プラン「大妻中野トータルサポートプラン」の中に計画的に設定されている。夏期休業中に中2・中3対象にカナダ短期留学、高1~高2対象にオーストラリア短期留学が実施される。クラブ活動は運動部11、文化部15あり、合唱、吹奏楽、書道部などは全国コンクールで入賞の実績を上げている。運動部の活動もとても盛んである。

校訓「恥を知れ」の言葉のもと、道徳教育・情操教育に力を入れている。茶道・華道では礼儀作法も学び、中学ではピア・サポート学習を重視し、人間関係形成能力の伸張に重きをおいている。各学期に保護者会、年2回の個人面談、年1回の3者面談を実施。カウンセラー3名体制でカウンセリングルームも充実。

制服は、中学がセーラーで、高校はブレザー。

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