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出題校にインタビュー!

2013年 東京電機大学中学校【理科】

東京電機大学中学校の理科におけるアドミッション・ポリシーを聞いてみました。

2.「考えることは楽しい!」と思える問題づくりを心がける

「苦労して答えを導き出したときの喜びを感じてもらいたい」

磧谷先生 本校の理科の入試問題は、まず基本をしっかり身につけることが前提ではありますが、それを身の回りの現象に応用して答えを導き出す力を一番大切にしています。それは授業の進め方とも共通していますが、「考えることは楽しい!」と感じてもらえるような作問を心がけています。苦労して答えを導き出したときの喜びが、自ら学ぼうとする意欲になります。

教員も作問した実験を実際にやってみて、作問の過程を楽しんでいます。「楽しくなければ理科ではない」というつもりで問題づくりに取り組んでいます。

理科/磧谷 和樹先生

理科/磧谷 和樹先生

「普段から科学のニュースに興味を持とう」

磧谷先生 小問20題(4者択一問題)のうち、考える問題はなるべく後半になるようにしています。その中で、時事問題も出題しています。2013年入試では、ノーベル生理学・医学賞を受賞した「山中伸弥」さんや「iPS細胞」を答える問題を出して100%近い正答率でした。これらについては連日ニュースで見聞きしたでしょうから自然と覚えたと思いますし、必ず押さえてほしい事柄でした。

難しくても正答率25%程度を下限と思って出題しているつもりですが、「昨年4月に日本で初めて確認された氷河はどこにありますか」の問題の正答率は10.4%でした(正解は富山県)。入試時期からさかのぼるほど印象が薄れやすくなりますが、普段から理科に関するニュースに興味を持ってほしいと思います。

「普段から自分で考えて学習していれば文章記述も対応できる」

磧谷先生 大問は2題(小問各5題ずつ)出題しています。テーマを設定して、実験や観察したこと、調べたことを思い出しながら解答できるように組み立てています。その中で簡単な文章記述の問題を1問ずつ出しています。これは普段から自分で考えて学習しているかどうかを確かめるためです。実験結果からグラフをかかせたり、作業させる問題を出すこともあります。

東京電機大学中学校

「学習は工夫する遊び心が大切」

磧谷先生 最近の受験生や本校の生徒を見て感じるのは、問題の解き方をパターンで覚えているけれど、ちょっとひねるとわからない、手が止まってしまうことです。与えられたことを指示されたとおりに行うことはできるのですが、そこから自分で工夫しようとするお子さんが少なくなっているように感じます。

考えることが楽しいとわかれば、自分でいろいろと工夫するようになります。そこが暗記だけとは違う、学ぶ上で大事なことです。放っておいても自分で好きに工夫する生徒の割合は、10年前の方が多かったように思います。日常的な遊びが足りない分は、中学で補うように授業を工夫しています。

インタビュー 2/3

東京電機大学中学校

東京電機大学中学校1907(明治40)年に広田精一、扇本真吉の両技術者が創立した、私立電機学校が前身。1996(平成8)年に中学校が開校し、東京電機大学中学校・高等学校となりました。1999(平成11)年に男子校から共学校に移行し、中学校、高等学校ともに男女共学となりました。「人間らしく生きる」を校訓に、学力だけでなく経験の機会も重視することで、社会で活躍できる実践知を身につけることを目標としています。

1クラス約30名の編成。定期考査ごとの各教科の「成績分析シート」、中学1年の「英語のモーニングレッスン」など、きめ細かい学習体制を整えています。中学3年では応用力養成クラスを設置し、一般クラスでも習熟度別授業を実施。系列大学への内部推薦進学率は約15%(平成25年)。

現代社会で求められる情報教育、英語教育に加えて、探究心と表現力を高める理科教育に力を入れているのも特徴。校内にはコンピュータ室が3室もあり、100台以上ものパーソナルコンピュータを備えています。また、理科実験室だけでなく、物理演示室、化学演示室も備え、「見て・触って・やってみる」理科の授業を行っています。

ボランティア活動は総合学習の一環として行われ、基本的に全員参加。中学3年では卒業研究、プレゼンテーションができるようになるための演習を行います。卒業研究発表の際は、パーソナルコンピュータを使い、校内のホールでプレゼンテーションを行うこともあります。他にも、中学2年ではブリティッシュヒルズで英語合宿、中学3年では京都・奈良修学旅行、強歩大会などがあります。クラブ活動は同好会、愛好会も含めると、およそ30近くあり、それぞれの生徒がそれぞれの興味で活動できる場がそろっています。

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