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解答と解説

2013年 玉川学園中学部【社会】
日能研がこの問題を選んだ理由

日本の食料自給率が低いということは、多くの受験生が知識として持っているでしょう。自給率そのものを数値で答える問題や、自給率を計算させる問題、自給率が低い理由を考える問題など、社会科の入試問題で食料自給率が題材として扱われることはそうめずらしくはありません。

そうした中で、玉川学園中学部のこの問題は、自給率が低いことにはどのような問題があるのか、そうした問題に対して自分自身はどう考えるのか、ということに改めて目を向けさせる出題になっていました。問題点をとらえるだけでなく、自分自身の意見をも表現するということはなかなかむずかしいものです。しかし、社会科を学ぶ目的が、ものごとの因果関係や課題をとらえた上で、自らの意見を持ち、判断・行動していくことにあるとしたら、この問題は子どもたちにとって非常に大事な力を問いかけていると感じました。

このような理由から、日能研ではこの問題を□○シリーズに選ぶことに致しました。

日能研による解答と解説
[解答]
  • 問1しょうゆ・えび
  • 問2(解答例)日本は農業人口も水産業人口も減少してきていて、労働人口全体に対する割合も低い。その結果、天ぷらそばのような日本ならではのメニューも日本の食材や調味料だけでは作れなくなってしまった。足りないものは外国から輸入すればいいという考え方もあるかもしれないが、食の安全や食文化を守るためにも、日本の農業や水産業をこれ以上おとろえさせるのは危険だと思う。
[解説]

天ぷらそばの図からは、食材によって非常に自給率が低いことがわかります。
自給率の低さから見える、現在の日本が抱える農業・水産業の問題点はひとつではありません。解答例にあげた食の安全や食文化を守るという切り口も考えられますが、戦争や不作などが原因で輸入できなくなる可能性があることや、輸入に頼ることが外国の自然を破壊したり、外国の水資源を使いすぎることにつながるという切り口も挙げられます。自分が何を問題点だと思うのか、そして、その問題に対してどのような意見を持っているのかを整理してから書く力が求められます。

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