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出題校にインタビュー!

2013年 日本女子大学附属中学校【算数】

日本女子大学附属中学校の算数におけるアドミッション・ポリシーを聞いてみました。

2.それまで積み重ねてきたことが発揮できるような問題を出題

「2013年入試から配点を変更」

宮地先生 2013年入試から算数の配点を50点から60点に変更しました。その際、これまで1問のみ聞いていたところを2問聞くなどして、基本的な問題を増やすようにしました。例えば、大問三の流水算の(1)は2択問題です。細かく丁寧に聞くことで解き進みやすくしたつもりです。受験生も「できた」と思えたのではないでしょうか。せっかく学習してきたのに手応えがなかったのでは残念ですから、それまで積み重ねてきたことが受験本番で発揮できるような問題を出して、地道に努力してきたお子さんが入学できるようにしたいと思っています。

基本問題を増やしたことで合格者の平均点が上がりました。受験生全体の平均点と差がついたことで、算数が得意なお子さんが入学してくれたのではないかという期待はあります。

数学科/宮地 潤子先生

数学科/宮地 潤子先生

「前半の計算問題や小問集合は、手こずらせないように配慮」

宮地先生 学校説明会でも「最後の問題まで解いてください」と伝えていますが、大問1の計算問題や大問2の小問集合の図形問題などで引っかかってしまい、思ったより時間を取られる受験生が以前よりも目立ってきたように思います。文章題の問題に十分時間をかけられずあきらめてしまう受験生が年々増えているのを感じていました。考える力、自分で解き進める力を持ったお子さんに入学してもらいたいということで、前半であまり引っかからないような問題づくりを意識しました。

「計算問題も“力ずく”ではなく工夫して解く」

宮地先生 計算問題は、「工夫して解く」問題を必ず出すようにしています。とにかく答えを出せばいいからと“力ずく”で解くのではなく、計算式全体をながめて何を先に計算すればよいか瞬時に判断して、計算もちょっと考えてから解く習慣をつけてほしいですね。

髙橋先生 この問題もそうです。面積の式も円周の式も「×3.14」があるので、まとめることができます。計算式を単に数字の羅列ととらえるのではなく、式の意味もじっくり考えてみる。そうすると中学になってからも意味のある式を立てられるようになると思います。

数学科/髙橋 幹輝先生

数学科/髙橋 幹輝先生

「算数から数学への連続性を意識する」

宮地先生 中1の授業で、入試問題を話題に挙げることはしませんが、小学校で学んできた算数は中学の数学につながっていることは意識して教えています。たとえば、円周率は小学校のときはすべて「3.14」で計算していましたが、中学では「π」という文字で表します。何もかも一からスタートするわけではなくつながっていること、さらに文字を使うことで計算が簡単になることを伝えます。そうすることで、具体性から抽象性へのハードルは低くなると思います。方程式についても、「鶴亀算よりラクに解けるよ」と伝えます。

数学の問題を算数の知識で解こうとすると、強引な解き方になりがちです。物事の見方を変えられるように、算数から数学に移行する中1は丁寧に教えるようにしています。

インタビュー 2/3

日本女子大学附属中学校

日本女子大学附属中学校1901(明治34)年、成瀬仁蔵によって創設された日本女子大学校の附属高等女学校を前身とする。48(昭和23)年、新制・日本女子大学の設置とともに附属中学校となった。78年に目白校地から、附属高校がすでにあった川崎市生田の現在地に移転。2001(平成13)年に創立100周年を迎えた。

多摩丘陵の自然を生かした緑豊かなキャンパスは、人との交流を期待して、各教室棟を結ぶモール(廊下)などやゆとりの空間を多くとったユニークな設計。カフェテリアや、中庭のもみじ劇場は、昼休みの憩いの場になっている。1800名収容の大ホール、温水プール、コンピュータ演習室などを備えた西生田成瀬講堂もある。

創立以来、建学の精神を「信念徹底・自発創生・共同奉仕」の三綱領に示し、生徒の個性を尊重し、創造性を豊かにし、高い徳性を養うことを目指している。「自ら考え、学び、行動する姿勢を育てる」ことを重視しているだけあって、生徒たちは学習に積極的に取り組み、問題解決能力を身につけていく。一人ひとりが主役となり、全員で学校生活を作り上げているため、校風も伸びやかで明るい。

自分自身の学習方法を発見して生涯学んでいく姿勢を育て、心身の健康をはかり、創意と思考力をもった情操豊かな中学生を育成することを目指す。併設大学への進学が中心となるためカリキュラムはハードではないが、英・数・国・理の一部では1クラス2分割授業を取り入れている。英語では実際に使える語学力、理科では実験・観察を重視。読む・書くを中心とした国語教育には定評がある。家庭科でも複数教員による授業を導入し、音楽はバイオリンが必修となっている。英・数・国の補習が朝や放課後に行われている。併設大にない学部受験者には、併設大との併願が可能。

学級活動やクラブにおいて、生徒の自発的な活動を奨励しているため、文化祭や運動会などほとんどの行事は中学生だけで企画・運営されている。中1の三泉寮(軽井沢)、中2の校外授業(東北)など、宿泊をともなう行事をとおして自然に親しみ、静かに自己を見つめ、規律ある団体生活の真意を学ぶ。中3では希望者制で裁判傍聴などもある。そのほか、スキー、スケート教室や古典芸能、音楽鑑賞会なども行われている。クラブは文化系18・運動系10あり、なかでもコーラス部は東日本大会入賞の実績がある。天文部は校舎に備えられた天文台を活用している。制服は紺のセーラー服だが、高校からは私服。

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